過去ログ - 海未「陸の果てまで、お願いします」【ラブライブSS】
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12:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 00:19:29.46 ID:2aqdzSLy0
海未(……この釈然としない気持ち。姉さんが私の目の前からいなくなった理由が知りたいのか、それとも姉さんにもう一度会いたいのか)

海未(しかし、母に止められたということは…私には残酷な故あってのことなのかもしれませんし……。…それを知るのは、少し怖い、です)

海未(そんな重々しく、複雑に絡まる気持ちをほどきながら、不意に幼い頃の写真を集めたアルバムを手にとって眺めてしまう自分がいました)
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 00:20:10.80 ID:2aqdzSLy0
海未「……え…?…そんな、まさか…」

海未(……しかしそこには姉の存在がなく、…いえ、否定されたように切り取られていました)

海未(心臓に集まる血が黒くドロドロになるような感覚に襲われ、不気味な鼓動が脳に直接伝わります)
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 00:21:29.13 ID:2aqdzSLy0

海未(どうしようもなくなった私は、母にその不自然なアルバムについて問いました)

海未「お母様、このアルバム…」

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 00:22:13.17 ID:2aqdzSLy0
海未母「……もう、隠すのは止めにしましょう」

海未母「陸果……いえ、あの者には勘当を言い渡しました。もう、園田の家の者ではないのです」

海未「!!!」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 00:23:01.66 ID:2aqdzSLy0
『海未!お姉ちゃんが誰にも負けないくらい強くしてあげるからねー!』

『私と違って海未は周りが見えるからね。バカな私は目標に向かって一直線な道しか見えないの』

『今度は海未が穂乃果ちゃんとことりちゃんを守ってあげなよ。守るだけの力はあるんだから』
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 00:23:57.26 ID:2aqdzSLy0
海未(ドロドロの血が、訳のわからない熱を発して血管をズタズタにしながら無理矢理循環していくような気分でした。燃えることのない潤滑油が炎上する、不条理な感情が身体を支配します)

海未「……なぜ…?」

海未母「……跡継ぎの役目を放棄し、自ら出ていったのです。家督として然るべき処分を下したまでです」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 00:25:09.97 ID:2aqdzSLy0
海未母「海未さんはそうなってはいけませんよ?海未さんには守る力も夢を追う資格もあるのですから」

海未「……いりませんそんなもの」

海未母「?」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 00:26:25.24 ID:2aqdzSLy0
__穂乃果の家


穂乃果「陸果さん、か…」

以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 00:27:15.27 ID:2aqdzSLy0
穂乃果「お母さん、どうしたの?」

穂乃果母「園田さん家から電話があってね。海未ちゃん、家出したって」

穂乃果「ええっ!?海未ちゃんが!?あの海未ちゃんが!?」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 00:28:14.94 ID:2aqdzSLy0
穂乃果「知ってるの?」

穂乃果母「まあね。美容師になりたいって言って家を出ていったとか。無鉄砲なのは陸果ちゃんらしいけど」

穂乃果「………………」
以下略



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