23: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/05/06(金) 00:51:15.11 ID:E+CTUbUdO
しばらくして雪美ちゃんだけが部屋に戻ってきた。
その顔は嬉しそうでもあり、少し寂しそうにも見えた。
「ペロ……出かけてくる……」
僕のほっぺを少しだけ撫でて決意したように立ち上がる。
結局僕はどうなってしまうのだろうか?
僕から遠ざかっていく雪美ちゃんの髪よりちょっと暗い紺色の靴下にしがみつこうとしたそのとき。
紺色の足が踵を返した。
「ペロ…大丈夫……。ママ…パパ……許してくれた……」
しゃがみこんでもう一度僕の頬を撫で回す。
嬉しくなって僕も小さな両手に顔を預ける。
最後に僕の頭をとんとんと叩いて部屋を後にした。
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