過去ログ - 北条加蓮「藍子と」高森藍子「晴れた日のカフェで」 -SS速報VIP

過去ログ - 北条加蓮「藍子と」高森藍子「晴れた日のカフェで」

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1:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:09:49.73 ID:z9kjbQ7P0
――おしゃれなカフェ――

北条加蓮「こんにちは、藍子」

高森藍子「こんにちは、加蓮ちゃん♪」

藍子「あれっ？　加蓮ちゃん、今日は髪をおろしているんですか？」

加蓮「うん。なんかこうしてる方がリラックスできそうだし。それにさ、ほら、髪くくってるとちょっと気合が入っちゃうっていうか……」

藍子「加蓮ちゃんなりの、スイッチ……みたいなもの？」

加蓮「かな。藍子にはそういうのある？　ほら、こういう時の私は気合が入っているんです！　みたいなの」

藍子「う～ん……。あんまり、自分では分からないかも……」

加蓮「あはは、だよねー」

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2:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:10:30.64 ID:z9kjbQ7P0
――まえがき――

レンアイカフェテラスシリーズ第２１話です。
以下の作品の続編です。こちらを読んでいただけると、さらに楽しんでいただける……筈です。

3:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:11:14.22 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「あとはモバＰ（以下「Ｐ」）さん用のアピールだったりも。アイドルとしてやるよ、みたいに」

藍子「ふふっ」

加蓮「……まぁ、正直このアピールって、もうさっぱり通じてないと思うけど」

4:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:11:44.46 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「嘘カウント１回目」

藍子「ううっ、やっぱり見抜かれちゃいますっ」

加蓮「言ったよねー私は嘘が大っ嫌いだってー藍子のばかー。よし決めた。嘘カウントが３回たまると、藍子が――」

5:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:12:13.84 ID:z9kjbQ7P0
藍子「あっ、そうだ。ほら、今度、Ｐさんに言ってみましょう！」

加蓮「何って言うの？」

藍子「そうですね……なんて言いましょうか？」

6:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:12:43.80 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「なんだろ。なんか……なーんか……ヤダ」

藍子「そうですか……」

加蓮「あ、ごめんごめん。藍子が間違ってるとかじゃなくて。確かにそういう方法もあるんだけどさ。なんだろー……」

7:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:13:13.93 ID:z9kjbQ7P0
藍子「え、のろけ……ええぇ！？　え、ええと、それは、その、加蓮ちゃんと、Ｐさんの……！？」

加蓮「そだよーそだよー」ﾆｼｼ

藍子「え、ええええ！？　ええっと、えっとぉ……あー、ぅー、えと……」ｱﾜｱﾜ

8:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:13:33.93 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「私のＰさんを盗るなーっ！　みたいに」

藍子「ないですよーっ。Ｐさんは私のものでもありませんっ。ううんっ、物じゃないですそもそもっ」

加蓮「絶対特権？」

9:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:14:03.98 ID:z9kjbQ7P0
藍子「それで、お話を戻しますけれど……。私は……加蓮ちゃんとＰさんがどちらも幸せなら、それでいいんですっ」

加蓮「変なの。せめて自分も混ぜてって言えばいいのに」

藍子「おふたりの幸せな姿を、カメラで撮ってみたいなぁって」

10:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:14:34.11 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「でさ。Ｐさんのことだけどさ」

藍子「Ｐさんのことですか？」

加蓮「ほら、Ｐさんってプロデューサーさんじゃん」

11:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:15:03.87 ID:z9kjbQ7P0
藍子「ハーブティーと、あと……ううん。ハーブティー、おふたつっ」

藍子「はいっ、お願いしますね」

加蓮「……」

12:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:15:34.36 ID:z9kjbQ7P0
――５分後――

加蓮「あのね。今さら、いやほんっと今さらなの。言い辛かったりさ、ちょっと言い淀むこととかさ……」ｺﾞｸｺﾞｸ

加蓮「気遣われることなんてないんだって。いちいち面倒くさいっていうかしつこいっていうか、あるじゃんそういうの」

13:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:16:03.69 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「続けろって目をしてる」

藍子「うーん……せめて、続けてほしいな、くらいで」

加蓮「しょうがない、続けてあげよう」

14:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:16:33.76 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「難しいよね。あーあ、もっとこう、いい方法がパッと思い浮かべばいいのになぁ。納得がいって、これならいけそう！　って思うようなの」

藍子「なかなか難しいですよね」

加蓮「難しいよねー」

15:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:17:03.80 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「だいじょーぶだいじょーぶ。いや、なんとなくこう……サンドイッチって言えば紅茶かなぁ、って思って」

藍子「ちょっぴり上品って感じがしますね」

加蓮「お転婆なお嬢様とそれに振り回されるの双子お姉ちゃん」

16:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:17:33.79 ID:z9kjbQ7P0
藍子「Ｐさん前に言ってました。また加蓮ちゃんにワガママいっぱい言われたってっ」

加蓮「……マジ？」

藍子「まじです。……あっ、でも、とっても嬉しそうに言っていましたから。不安がらなくても大丈夫ですよっ」

17:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:18:03.97 ID:z9kjbQ7P0
藍子「えへっ。加蓮ちゃんも、こっちに来ちゃいませんか？」

加蓮「いつか忘れたけど私にパッションらしさはゼロって結論が出てなかったっけ？」

藍子「最近の加蓮ちゃんならいけます、きっと」

18:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:18:33.84 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「藍子はさ、Ｐさんとの～、みたいなのってないの？」

藍子「私ですか？　えっと……」

加蓮「それこそデートに行ったりとか」

19:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:19:03.92 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「私には"あーん"させてくれないんだ」

藍子「あはっ、ごめんなさい。あーん♪」

加蓮「えいっ」ﾂｯｺﾑ

20:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:20:03.90 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「……でもさー、そうじゃないんだよね」ﾍﾞﾁｮ

加蓮「うん、そうじゃないんだ。そうじゃないんだってば……もうっ」

藍子「……加蓮ちゃん、ちょっぴり嬉しそうにしてる」ｸｽｯ

21:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 21:20:34.02 ID:z9kjbQ7P0
加蓮「さてっと。作戦会議を続けよっか。どうしたらＰさんに振り向いてもらえるか！　はい藍子さんご意見どうぞ！」

藍子「わ、私ですか！？」

加蓮「いや他に誰がいるのよここに。まさかお客さんとか店員に聞く訳にいかないでしょ」

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