過去ログ - ナターリア「ペロ……これハ!?」
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6:名無しNIPPER[saga]
2016/04/26(火) 00:00:58.52 ID:kT8B9DB60
「ペロとナターリア……仲良し……私も……嬉しい……」
そう言って雪美はペロの頭を優しく撫で、ペロもそれに応えるかのように頭を寄せた。
7:名無しNIPPER[saga]
2016/04/26(火) 00:04:04.07 ID:kT8B9DB60
静止を受けたナターリアが困惑した様子で手を離すと、ペロはあからさまに不機嫌そうな顔でそちらを見やる。
もしここが雪美の膝の上でなければ、即座に逃げ出していただろう。
そんなペロをなだめる様に、雪美はその背中を撫でながら静かに話し始めた。
8:名無しNIPPER[saga]
2016/04/26(火) 00:06:50.56 ID:kT8B9DB60
ナターリアは恐る恐るペロへと手を伸ばし、その背に触れる。
ペロは片目を開けて監視を続けているものの、一応はそれを受け入れてくれているようだ。
雪美の手つきを真似するように優しく背を撫で続けていると、やがてペロは気持ちよさそうに両目を閉じた。
9:名無しNIPPER[saga]
2016/04/26(火) 00:08:26.09 ID:kT8B9DB60
「ユキミ?どうかしたのカ?」
「ううん……なんでもない……よ……」
「それならいいんだけド……あ!もしかしてまたワタシ変な事しちゃったのカ!?もしそうなら教えてほしいゾ!」
10:名無しNIPPER[saga]
2016/04/26(火) 00:12:25.32 ID:kT8B9DB60
歌い終えたナターリアを雪美の小さな拍手が出迎えた。
ペロも先程までのふてぶてしい表情とは打って変わって目を見開き彼女を見据えている。
「ありがとう…………ナターリアの歌……素敵……」
11:名無しNIPPER[saga]
2016/04/26(火) 00:14:37.98 ID:kT8B9DB60
嫌がる、というよりも何かを迷っているように雪美は視線を泳がせる。
そんな彼女を見上げていたペロは、何を思ったか突然ナターリアの腕の中に飛び込んだ。
12:名無しNIPPER[saga]
2016/04/26(火) 00:18:25.04 ID:kT8B9DB60
歌い終えた雪美が口を閉じると、心地の良い静寂が広がった。
それを切り裂くようにナターリアが軽快な拍手をすると、合わせるようにしてペロが長い鳴き声をあげた。
13:名無しNIPPER[saga]
2016/04/26(火) 00:20:13.41 ID:kT8B9DB60
「うん……わかった…………でも……私の声……届くかな……?」
「大丈夫だヨ!人に届くのは大声だけじゃないゾ!小さい方が届くときだってあるサ!
それに、ワタシたちは戦うわけじゃないからナ。一緒に、歌うんダ!」
14:名無しNIPPER[saga]
2016/04/26(火) 00:21:42.76 ID:kT8B9DB60
歌い終えた彼女達に惜しみない拍手を送ると、二人は嬉しそうにはにかんだ。
感慨にふけっているのか、それとも物足りなかったのか、ペロは先程から顔を起こして二人を見つめている。
ひょっとしたら次の曲を待ち望んでいるのかもしれない。
15:名無しNIPPER[saga]
2016/04/26(火) 00:24:42.35 ID:kT8B9DB60
以上です
ナターリアの歌聞きたい……
16:名無しNIPPER[sage]
2016/04/26(火) 00:51:23.17 ID:hq2iTkVAO
乙
なんか藻類の匂いがするな
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