過去ログ - 優花里「西住殿が逸見殿と付き合い始めました」
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12:以下、名無しに変わりましてSS速報VIPがお送りします
2016/04/26(火) 19:58:19.58 ID:gdnsl3HrO
授業を受け終え格納庫に向かう途中が恐ろしく感じるのはこれが初めてでしょう。しかしこれからはこの感情と付き合っていかなければなりません。

格納庫に入り、周りを見渡します。わたしが一番乗りなのでしょうか、誰もいません。更衣室に駆け込み西住殿よりも先に着替えて準備をしてしまおうと考えました。
戦車に触れているときくらいは、この恋煩いなど忘れてしまえるような気がするからです。
すぐに着替え戦車の前に立ち、キューポラから履帯に渡る隅々を点検し、格納庫のシャッターをあけます。グラウンドに配備をしなければいけないからです。
装填手のわたしが運転することはあまりないのですが、配備などの準備関連や冷泉殿の朝の迎えのときは運転が出来るので、その時は進んで戦車に乗り込みます。
エンジンを付け、戦車を走らせて、これからの練習内容を頭の中で考えてるうちいつの間にか西住わ殿のことは頭にありませんでした。

杏「おー秋山ちゃん、一番乗りで感心だねえ」

優花里「あ、会長殿!お疲れ様です!」

なんと二番目に来たのは会長殿と河嶋殿と小山殿、生徒会の面々でした。
IV号のよこに戦車を付け、配備を完了させると戦車から降りて干し芋を齧っていました。

杏「そういやー秋山ちゃん、今日は顔色悪いねえ。具合悪いのー?」

優花里「あ、いえ、そんなわけでは…」

…上手く戦車に関わることで隠せていると思ったのですが、身体は正直という奴のようです。確かに昨日の夜からずっと身体は重いままでした。
けれど、西住殿の幸せやこれからの戦車道のことを考えると仕方のないことです。


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