過去ログ - カズマ「お前……何か用があるのか?」アクア「何もないわよ!」
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◆otNZqYYssM
[saga]
2016/04/26(火) 16:48:13.21 ID:WLDtUVSwO
「……しょうがないですね」
「うわ!め、めぐみん!?」
「何も見てませんよ。ええ。アクアがカズマの部屋から出てきた所なんて見てませんよ」
「いや、これは違って!ほら!そう!悪戯よ!今日の仕返しにね?」
「そういう事にしておきますよ……アクア」
「な、なに?どうかした?」
「あんまりにも鈍いと、後悔しますよ?」
「……?何のこと?」
「いえ……余計なお世話でしたね。それでは私はこれからカズマと添い寝してきますので」
「……めぐみんも物好きよねぇー」
「それを言ったらアクアもですよ」
「ええ?私はごめんよ?もっと私を助けてくれて、甘やかしてくれて、それでいて全てを捧げて私に奉仕してくれるような人がいいもの」
「……そうですか。それではお休みなさい」
何かアクアがニヤニヤしてるんですけど
「うん。お休みー」
……あれ?
何かモヤモヤする
カズマの部屋に入っていくめぐみんを見ただけなのに
「……んー。もっと落書きしておくべきだったわね」
ま、どうせカズマさんは私がいないと駄目だろうしね
華々しく散ってへこんだ所に慈悲の心でこの私が手を指し伸ばしてあげましょう
「仕方ないから、私が慰めてあげるわよ……そうすればカズマだって私を甘やかしてくれるわ!」
そんな想像をして自然と口元が緩くなる
明日カズマがどんな顔するか楽しみだわ!
……そして彼女は自室に戻っていく
彼女が後に自分の思いに気がつき、苦悩するのはまた別の話だ
「おいこらアクア!てめぇ昨日の夜俺に落書きしただろ!」
「何を根拠にそんな事いうのよ!そんな邪推で私を犯人にするとか出るとか出るわよ!」
「おお上等だこの野郎!何度でも泣かせてやる!」
「やってみなさいよクソニート!言っておきますけどこっちの弁護人はダクネスだからね!」
「ならこっちはアイリスだ!王女引っ張り出してダクネスと纏めて偉い目に合わせてやる!」
「待て!そもそも私は関係ないぞ!」
「ちょっと!権力を使うなんて最低よ!」
「お前が最初に言い出したんだろうが!」
今しばらくは……彼と彼女の関係は変わらない
その時が来るまでは……
「……仕方ないですね。アクアですから」
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