過去ログ - 探偵助手の僕が退魔師と組んだら -SS速報VIP

過去ログ - 探偵助手の僕が退魔師と組んだら

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51:名無しNIPPER[sage]
2016/05/02(月) 18:04:22.34 ID:DYgDWV/j0
世界観、気になるね。小出しにされているからなんとなしに予想は付くが…
続き楽しみだ、乙。

52:名無しNIPPER[sage]
2016/05/02(月) 21:55:43.05 ID:gbatuov5o
とても読みやすい

53: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2016/05/09(月) 19:43:39.98 ID:Jw3Ub7k7o
　成田姉弟（長月に負けた気がするのでタイマーズとは呼んでやらない）の話を聞きながら歩いていると、すぐに学府に着いた。
　敷地の広さにビビったが、幸い目的の建物に一番近いゲートから入れたようだ。

　正面玄関脇の掲示板でクラスを確認する。
　僕と葉月、長月は三人揃って同じクラス。

以下略

54: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2016/05/09(月) 19:44:46.74 ID:Jw3Ub7k7o
　長月は飄々としたもんだけど、僕につかまる葉月の指はガチガチだ。
　力を込めすぎて関節が白くなっている。
　――痛いよ、とは言えないな。

「俺とは普通に話せたんだから大丈夫だよ」

以下略

55: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2016/05/09(月) 19:46:15.20 ID:Jw3Ub7k7o

　不意に肩を叩かれた。

　振り向くと、長身の男子が二人並んでいた。
　うち一人は眠そうな、眉間に皺を刻んで仏頂面をした男前。

以下略

56: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2016/05/09(月) 19:47:32.03 ID:Jw3Ub7k7o
「バスケ部にいた巴と桃花ちゃん、友達でしょ」
「でしょ、葉月」

　長月が助け舟を出した。葉月がやっとうなずく。

以下略

57: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2016/05/09(月) 19:48:24.04 ID:Jw3Ub7k7o
　三人で講堂に行こうとすると、遠山に止められた。
　忍が「要らんことをする奴だ」とでも言いたそうに横目で睨んでいる。

「緊張してるでしょ？」

以下略

58: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2016/05/09(月) 19:49:09.32 ID:Jw3Ub7k7o
　息苦しさを自覚した頃、遠山はいっぺんに息を吐いた。
　二、三度肩を上下させる遠山を

「何やってんだ、お前は」

以下略

59: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2016/05/09(月) 19:49:36.63 ID:Jw3Ub7k7o
「今日はもう大丈夫だよ」

　そう言った遠山の笑みはヘラヘラしたようなもんじゃなくて、相手を安心させようって気持ちに溢れていた。

「あ――」

以下略

60: ◆CIZA6sfEUc[saga]
2016/05/09(月) 19:50:33.77 ID:Jw3Ub7k7o

　鞄を持ったまま講堂に移動した。

　席は半分以上埋まっていた。
　入り口付近には目を引くような背の高い美人と人形のような美少女がいる。

以下略

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