過去ログ - 【安価・コンマ】あなたで魔法科高校【オリキャラ】
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633: ◆RRy8Fqxs/o[saga]
2016/05/16(月) 23:50:56.97 ID:xuKIRxzi0

あの後少しして落ち着いた二人から話を聞いた。
男子の名前は吉田幹比古くん。どうやらエリカとは幼馴染らしい。

エリカ「で、ミキは何であつ〜い眼差しを向けてたわけ?」

幹比古「別にそういうわけじゃないって言ってるだろ!」

しかし二人は本当に仲が良いようで、少し気を抜けば再び漫才が始まろうとしていた。

幹比古「その……ちょっと気になることがあっただけだ」

貴女「気になることって?」

正直、私は彼と面識がないので何を気にしているのかまるで心当たりがない。
エリカも接点があるように思っていないのか、興味津々といった様子で幹比古くんの発言を待っている。

幹比古「その、【貴女】。もしかして君って古式の魔法師なのかい?」

エリカ「何言ってるのよミキ。それだったらアンタのことくらいは知ってるんじゃない?」

幹比古くんの問いに私が答える前にエリカが口を挟んだ。
その口振りから察するに、幹比古くんはそれなりに有名人らしい。

貴女「いや、そんな事は無いと思うけど。あっでも、最近ちょっと精霊魔法について勉強してる、かな?」

取り敢えず返事はせねばと思い、正直に話すと二人して驚きの表情を浮かべていた。

エリカ「ちょっとミキ、どういうこと?」

幹比古「知らないよ。でもそうか、昨日のはやっぱり【貴女】だったのか」

若干神明な面持ちの二人に気圧されつつも様子を見ていると、幹比古くんはなにか合点の入った様子だった。

幹比古「ズケズケと申し訳ないとは思うけど、師匠は居るのかい?」

貴女「師匠?ううん、そんな人居ないけど……」

幹比古「!?」

少し落ち着いたのか、幹比古くんが再び質問を投げかけたので、それにも正直に答えた所再び驚かれた。

エリカ「ミキ……これって」

幹比古「うん、信じがたいけどそうみたいだ」

そして二人して向き合ってなにか達観したように頷き合っていた。



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