過去ログ - これから日記を書く 五冊目
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33: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/01(日) 02:38:12.62 ID:C67B//WT0
ロバートが言う根拠は、ゾンビのその一種の耐久性にある。ゾンビは急所以外に関するダメージはほとんど意味をなさない。基本的には脳あるいは頸椎といった、身体を動かすために主要な器官にダメージが入ってようやっと倒すことが出来る。

RPで開発した再生の技術が作用していれば、耐久性の説明がつくということと。

「…副作用があったのか」

人の再生能力を強化する。それは異常な作用を生み出す可能性も十分にあった。研究が進むにつれて、それが露見していくようになる。例えば、火傷や薬品といったもので皮膚に痕が残ったものであれば問題はなかった。しかし、身体の部位そのものや、内臓といった部分を再生しようとすると、通常よりも肥大化して一部腫瘍のような状態や、ひどい場合にはその再生に身体が追い付かず破裂するケースもあった。

肥大化による破裂、そのことで思い当る存在が放浪者の中で1人いた。それは、当然覚のことだった。彼女はコマンダーゾンビの完全体といえる存在であり、そのコマンダーゾンビの多くは、脳が肥大化していてその影響で目が潰れる。

彼女の身に起きたことを説明するなら、確かにRPが一番答えに近いことになる。


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