854:ブレイクタイム ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/08/30(火) 05:49:14.46 ID:fIaW+RLp0
【それぞれの大晦日】
「うっし、ここの隠れ家。見つからずにすんだか」
「デルフィアのメンテナンスもしないといけねぇからな、よっと」ドスッ
「久しぶりにゆっくり寝れりゃいいがな。うーん」ノビー
「(さて、本当に問題ないかだけチェックはしねぇと)」コツコツ
「(出入り口になるようなとこは、問題なし。隠してた備蓄もOKだな)」ガサゴソッ
「……、あとはこのデジタルタイマーに電池入れてと」カチャッ
「うん? なんだ今日大晦日かよ」
「…、け」
「家族がいなくなって、もう2回目の年越しなんてな」
「………」カチッ、フー
「…、にがしゃしねえ。絶対にぶち殺す」
【それぞれの大晦日2】
「あちらでも大掃除をすると聞いたから、こっちも真似てみたけど。うーん、思ったより重労働だね」
「あ、フレンドさん。広間とかは大方終わりましたよって」
「ありがとう。他も順調かな? スタジオは終わらせたけど」
「ファイブキラーさんが張り切っておりましたからな。大丈夫やと思います」
「そうだね。いろいろあったけど、無事一年乗り切れたわけだ」
「そうですなー。自分もハンターさん見つけてもらってここきてなかったら、どうなってたことやらですわ」
「西村さんは運が良かったよ。本当に」
「そう思いますわ。じゃあ他手伝ってきますよって」
「うん、頼むね」
【それぞれの大晦日3】
「ふぅー。そろそろ資料のある場所には着きそうだね、ロバート」
「そ、そうだね」
「しかし、研究所でも詳しくわかってないみたいだけど。アビスならゾンビ化解決の手掛かりは間違いなくあるんだろうね?」
「ご、ごめん。ででも、確率は高いと思ってるよ」
「期待だけってことね」
「う、うん」
「大型研究施設なのは確かだろうし、各プロジェクトの情報がまとめられたものがあれば、だね」
「そ、そうだね」
「そろそろどっか、入った方が良さそうだね。このラブホでいっか」
「え、えぇ…。もう少し探した方が」
「もう夕暮れだし、早めに寝場所確保が優先よ」
「だ、だって。部屋の雰囲気が落ち着かないし…」
「寝心地はいいだろ?」
「そ、そうじゃなくて」
「ほら、内部の処理もしなきゃいけないんだから、入るよ」コツコツ
「あ、あ、あぁ、待って」タタタッ
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