935: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/11(日) 05:26:57.50 ID:FE5ABsaq0
回収組の活動を終えて、2人は帰路についていた。今日も問題はなく、現時点で先の任務に心配事などは想像できない状況だ。
そんな中、フェイには気になることがあった。例のアミューズメント施設にある狸森の警備会社を調べるのが、平山の指針。しかし、大量のゾンビがいまだ存在していて、探索できるような状況ではない。その場合、平山は無理なしないはずなのに、今回についてはそれを継続しようとしている。フェイが考える彼女らしい活動ではなかった。
「どうした?」
その態度が出ていたのか、平山はフェイの様子を伺う様子で聞いてくる。隠し立てすることでもなく、今更だがなぜアミューズメント施設の狸森の警備会社をこだわっているのか尋ねた。
「もし、狸森がWWPに協力しているなら、その情報を確認したいのが第一と、それに、仮にあの規模の大きさなら、また地下に研究施設が存在しているかもしれないと思ってな」
この都市でも地下に研究施設があったが、その1つだけとは限らない。規模から考えても施設は十分作れるうえ、アミューズメント施設の多くは狸森の系列や提携する企業が多く占めている。狸森がWWPに組していたとしたら、管理下に置きやすい状況だったのは間違いない。
危険を冒して調べる価値はある、それが平山の判断だった。
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