過去ログ - これから日記を書く 五冊目
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949: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/13(火) 17:36:36.91 ID:wQ7Cr34J0
それは着陸するような動きではない。ヘリ自体がゆっくりと回り始め、制御ができていない。もはや、墜落という言葉が正しいまま落下していき、建物によって視界が遮られた後、叩きつけられる音が井門達がいる場所まで響いた。

急いで今回の緊急時にメンバー全員で合流する場所に指定したポイントへ、井門と一ノ瀬が向かうと、すでに何人かのメンバーが集まっていた。放浪者を見つけた井門は、素早く近づいて見たものを報告する。

「…WWP絡みか。関わるか否かだな」

あれだけの轟音が鳴り響いた。確実にゾンビ達はその場所に向かって移動を開始している。あの落下から生き残りがいたとしても、ゾンビ達が始末をつけてくれるだろう。その後に、無事な物資を回収に落下が予測されるポイントに向かってもいい。

「俺はこのままってのは反対ですね。輸送ヘリだし、もしかしたらとんでもないのを運んでてもおかしくない。昨日までじゃないにしても、まだそれなりに雪降ってる中飛ばしてるんです。何かしらありますよ」

静観することに井門は否定する意見を出す。ただの兵士輸送中にトラブルが起き、墜落しただけならいいが、もしその中に、例えば変異体やプロジェクト絡みの化け物を輸送中だった。そうだった場合、探索組ならず拠点にも危険が及ぶ可能性があった。


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