過去ログ - これから日記を書く 五冊目
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958: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/14(水) 00:48:02.50 ID:0zc7yoLU0
渡されたメモリチップを手に、放浪者は急いでメンバー全員と合流して近くの安全エリアに戻った。ひとまずの経緯を話し、墜落現場に居続けることの危険性を説く。状況からレジスタンスが存在していたこと、オウルと名乗った生存者がその人間だったほとんど間違いはない。ならば、今彼の手元にあるメモリチップは、拠点に災厄をもたらす可能性の高い代物だった。

仮にそこまででなかったにしても、この状況下でWWPが追っ手を出していないとは考えられない。早ければ、この間にでも到着する可能性が高い。

「まずイっす。拠点とか見られタら、誰かがイるなんてバレバレじゃないっすカ!」

以前WWPがヘリでこのあたりを動き回っていた時期ならまだしも、今の拠点は誰かが活動しているのは誰が見てもわかる状況だ。高速道路エリア自体は、拠点からそれなりに離れているが、ヘリを使った広域な調査をされればすぐに気づくだろう。

それならば、気付かれなくする方法はある。あまり気は進まないが、それでもまだ確実な方法が1つだけ。

「…井門、グレネード弾はいくつ持ってきている?」

それは、追っ手を素早く始末しきるということだった。


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