44:現実 ◆F0XtKsib.M[sage saga]
2016/05/27(金) 16:22:22.29 ID:kVE3mqCS0
女「反応が鈍いわよ」
男「な......何してくれてるんだ......」
女「助けてあげたの。貴方を」
男「でも、殺すことないじゃないか」
女「殺さないといけなかったのよ。それが私の役目」
男「一体どういうーー」
女「あの人は敵なの」
女「あの人の父親がPear社の人で彼女もそこに就職して、今回のプロジェクトに参加していた」
女「私達の3つ上だから21歳ね」
女「若い女性が大きなプロジェクトのチーム入るのは稀で、目をつけていたのよ」
女「ちょっとスマートフォン起動してみて」
男「あ、ああ」
男「待ち受け画面になった」
女「PINEの横のアイコンをタップして」
男「......何だよこれ。タブが凄い量に増えてる」
女「取り込んでるの。あ、終わったみたい。その一番上のファイルを開いてみて」
男「......これは!」
女「日本人社員の名簿ね。英語で書かれてるけど読めるよね?」
男「ああ。上から数番目に先輩の名前がある。えーと......げ、現地指揮者!」
女「......私は、間に合わなかった」
男「......」
女「だから私の役目はここで終わり」
男「え......?」
女「............」カチッ
男「おい! やめろ!」
パシュ カッカラン
男「っ......何で......」
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