21: ◆66FsS2TZ4lNJ[ saga]
2016/06/05(日) 13:53:56.19 ID:BUQuK2TX0
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拓海「っくしょう! ぜってえぶっ殺してやる!」ザッザッ
人間「なんだありゃ」
人間2「えれえ別嬪じゃねえか。ちょっかいかけっか?」
人間「止めとけ! Pにばれたらぶっ殺されて、臓器を売られちまう」
人間2「・・・そういやそうか。あんな都中の女集めて毎日パーティーたあ良いご身分だよな全く」
人間「それほどの力が、やつにはあるからな」
〜〜
美優「取りあえず応急措置はこれでいいわね。後は薬草採ってこなきゃ!」
森久保「あ、あの。みくさんが・・・」
美優「! そう、みくちゃん!」
みく「うう・・・」ガクガク
美優「みくちゃん! 大丈夫! 石なんて飛んでこな」ヒュン
みく「いやっ!」
「おやあ? 撃ち落とした鳥を見にこれば、これはこれは。面白そうな獣がたーくさん。やりがいがありますね」パシン
美優(この声は!)
清良「楽しませてください♪」ニコリ
森久保(その声の方を見ると、手の中で数個石を弄びながら、颯爽と暴力が現れました)
美優「・・・清良!」
清良「・・・おや〜、その顔の傷。どこか見覚えがあると思ったら、かつての私の獲物じゃあありませんか!」
美優「お前だけは必ずこの手で!」
清良「あなたにもらった傷、剥製にでもして飾れば幾らか癒えますかねぇ?」ビュン
美優(避けたらみくちゃんに当たる!)バシッ
清良「石だけに集中してたらだめじゃないですか♪」
森久保(鈍い音とともに美優さんの体が若干浮き上がる。それを皮切りに、サングラスをかけた女は休む暇無く手足で追撃をくらわす)
美優「いい加減に!」ブンッ
森久保(美優さんの攻撃をひらりとかわすと、人間はいったん距離を取り、近くの手頃な石を拾いました)
清良「お互い年は取りたくないわね。寿命が短いあなたはなおさらでしょうけど」
美優(・・・怖い、昔はこんなこと思わなかったのに)
清良「それともその子を庇っているから動きが鈍いのかしら? ま、私にとってはどうでもいいですけど!」
美優(くっ!)バシ
森久保(石を弾くも今度はしっかり人間の攻撃を受け止めました。しかし美優さんの不利が変わるわけではありません。本来なら虎が人間に負ける道理はありませんが・・・)
美優(今みくちゃんから離れて狙われたら一溜まりもない。)
森久保(みくちゃんのハンデもそうですが、美優さんが恐がりになったのは人間に傷をつけられてから。そのトラウマが彼女の動きを鈍らせる・・・虎だけに)
美優(怖い・・・けど)
清良「・・・初撃成功した時に決めておけばよかった。隙がないわね」
森久保(! 震えが止まった・・・だと?)
美優「自分の命だけならまだしもみくちゃんの命がかかっているときに怯えている場合じゃないわね」
森久保(あんなに恐がりだった美優さんが・・・拓海さんに触れたからといって人間を克服できたわけでもないのに。・・・森久保も現実逃避してる場合じゃないですね・・・)
美優(少しでも隙ができればのど元食いちぎる!)
清良「仕方ないわね、あまり西洋の道具は使いたくなかったけど・・・」スッ
森久保(今!)ブンッ
清良「っ!?」バシッ
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