23: ◆66FsS2TZ4lNJ[ saga]
2016/06/05(日) 22:22:58.32 ID:BUQuK2TX0
清良「・・・甘かったわね。私を殺したと慢心? 胴と頭完全分離させるくらいしないとね? 殺し合い、なんだから」フラッ
乃々(手には黒く光る堅そうなもの。フラリと立ち上がり、それをもう一度こちらに向けました)
みく「みゆ・・・さ、ん?」
清良「悪く思わないで・・・ま、私もそう長くはないだろうけど、負けは嫌なの。お互い守るもの、のために、命をかけた。・・・それに敬意を表して、私もこれで死
みく「うにゃああああああああああ!」
乃々(ああ、気づいたときには何事も遅い。みくちゃんのギリギリの理性が、バチンと弾けました)
みく(?)「ヴヴゥ・・・」
乃々(低く唸ると空を飛ぶように跳躍、そして、敵の顔面を思い切り殴打しました)
乃々(彼女のもう一つの人格、拳聖前川。普段は柔らかい肉球を可能な限り硬くし、全身のエネルギーを込めて放つ拳の威力は虎である美優さんの一撃すら凌駕します)
乃々(かつては自身で制御不可故に周りを多数傷つけた。それ故に彼女は嫌われ、肉弾戦は分が悪いと遠くから石を投げられ迫害された経験を持つ)
乃々(彼女のような性格ならば、本来はここにはいないはず。しかし、その欠陥故に追い出された彼女は今ここにいる)
乃々「・・・気づいたら終わっているみたいですね」
みく「あ、あ、みく、また・・・」
乃々(青ざめる彼女よりまずは美優さん。理由はわからないですが、なぜか肩を損傷しています。恐らくあの人間が持っていたものの性なのでしょうが、今はどうでもいいです)
乃々「幸子さんに使用した余りの葉と蔓で止血を・・・」ギュッ
美優「う、うう・・・拓海・・・ちゃん、になちゃん」
乃々「美優さん・・・こんなになってまで拓海さんたちを・・・」
乃々(でも森久保にできることなんて・・・)
みく「み、みく・・・は」
乃々(・・・森久保は、静かに、誰にも見つからず過ごしたいだけの人生でした)
乃々(仁奈さんに見つかり、なしくずしてきに一緒に過ごすようになったこの方たちでしたが、森久保は・・・嫌いじゃありませんでした)
乃々「一人だったら森久保は既に死んでいたはずです。だったら拾ってもらったこの命で、恩返し、しなきゃですね」
乃々(森久保に力はありません。だから)
乃々「みくさん、戦、です」
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