15: ◆2VMIBbqgAw[saga]
2016/04/29(金) 23:15:58.52 ID:GcbLb0Wq0
〜 取材日前夜 桟橋 〜
浦風「あ、浜風。どこにも見当たらんと思ったら、こがぁなトコにおったんじゃの」
浜風「浦風?」
浦風「空なんて見上げて、何しょおったん?」
浜風「いえ、ただ……翔鶴さんや陽炎たちは、今頃どうしているだろうかと考えていただけです」
浦風「そうじゃねぇ。ここへ来てだいぶ経ったけぇねぇ」
浜風「浦風は……私たちの鎮守府に、帰りたいですか?」
浦風「うーん……たしかにここも素晴らしい鎮守府じゃけど、できれば帰りたい……かなぁ? 浜風は?」
浜風「私は別にどの鎮守府所属だろうと構いません。
ただ、このまま『ないない駆逐隊』であり続けるのは、少し癪です」
浦風「たしかにそうじゃね。浜風みたいな優秀な艦娘、そうそうおらんのに」
浜風「いえ、最もこの不名誉な隊にふさわしくないのは浦風……あなたです」
浦風「え?」
浜風「あなたは私に…………私たちに巻き込まれる形で『ないない駆逐隊』の一員となりました。
このまま浦風が落ちこぼれ呼ばわりされるは……」
浦風「………………考えすぎじゃて」
浜風「いえ、ですが……」
浦風「やっぱり取り消し。うちも所属に関しては、どこでもえぇ。
浜風と一緒ならどこでもえぇし、どんな風に呼ばれたって、うちは構わんよ」
浜風「…………」
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