47: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/05/03(火) 18:56:16.34 ID:NS9V854j0
王子「俺が凡人なばかりに、2人から信頼を得ることができない」
うさぎ(いや…あの2人、単純に王子の身を案じてるだけじゃないか? ちょっと伝え方が不器用なのと、過保護なだけで……)
王子「今回だって、全部うさちゃんのお陰だよぉ〜、俺は駄目なんだぁ〜」スリスリ
うさぎ(甘えん坊だなー、こいつ)
末姫「お兄様ーっ!」タッタッ
王子「コホン。おぉ末姫、どうし……」
末姫「お兄様ぁ!」ギュッ
王子「!」
うさぎ(わお)
末姫「聞いたよお兄様、神殿のボスを1人でやっつけたんでしょ? えへへ、やっぱりお兄様は凄いなぁ〜」
王子「……俺など、凄くはない」
うさぎ(いや凄いって。何でこんなに自信ないのかねぇ、王子は。あー、尻を叩いてやりたいわ)
王子「…俺には、お前のような剣の才能はない」
王子はボソリと呟いた。
王子「俺の剣術には、正攻法で勝つ力がない。……王族の者としては恥である、姑息な剣術だ」
うさぎ(姑息……?)
闇神官との戦いで見せたあのトリッキーな技が姑息というのか。
確かに剣を使った戦いとしては邪道かもしれないが…。
うさぎ(でも、あの剣術があったから闇神官に勝てたんじゃん! もっと自分を誇っていいよ!)ゲシゲシ
王子「俺に、お前のような才能があれば……」
うさぎ(そうじゃねぇっつーの!! ああぁ、言葉を伝えられないのがもどかしいーっ!!)
末姫「お兄様は、凄いよ!」
うさぎ(お?)
末姫「それはお兄様が身につけた"技"だもん、十分に誇れるものだよ! もっと自信持ってよ、お兄様!」ギュゥ
王子「末姫……」
うさぎ(そうそう。……それ、私が言いたかったのになー)モヤモヤ
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