56: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/05/04(水) 19:20:59.66 ID:Rk5gdONU0
そういうわけで、末姫ら勇者一行と、白兎騎士団は魔王城までやって来た。
末姫「じゃじゃーん、ここが魔王城でぇーっす!」
うさぎ(うっわー。何かヤな雰囲気……)
末姫「ん、何、戦士? え、疲れた? わかった。皆ぁ、各自休憩!」
王子「呑気なものだな……」
うさぎ(強者の余裕なのかねぇ)
末姫の戦闘を生で見たことはないが、実力は世界的に有名だ。
幼少期は魔物をちぎっては投げ、反抗期にグレて悪魔狩りをし、素手でドラゴンを倒したとかいう噂も……。
うさぎ(ま、流石に誇張してるだろうけどね)
王子「うさ、怖くないか? 木陰で少し休もうか」
うさぎ(まぁ私は大丈夫……ん?)
ふと、何者かが近づいてくる音がした。それも複数…これは人間の足音ではない。
盗賊は警戒し、耳をぴんと立ててそちらの方を見た。
王子「魔物か!?」
盗賊の様子に気付いたらしき王子は、剣に手をかける。
草を踏むガサガサという音は段々と近づいてきて、その姿を――
わらわら
うさぎ「………」
王子「………」
うさぎの群れ?
王子「う、う、うううぅぅうううううぅぅぅううぅぅぅ」
うさぎ(あ、これヤバい)
王子「うさくぁwせdrftgyふじこlp;!!!」
うさぎ(うさ萌え野郎が発狂したぞ!!)
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