過去ログ - 仁奈「人間の気持ちになるですよ」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:02:13.93 ID:jhmwS9ds0

初めの異変は『ネコの死体』だった

「……これって」

事務所のすぐわきの路地に、ぽつんと捨てられたネコがいた。
ぐったりと横たわったそれは、生気が感じられなかった。
そのすぐ上には、羽虫が湧いていて、ぷぅんと音を立てていた。

血に塗れた路地裏は、生臭い異臭を放っていた。

もしかすると、それだけなら……まだ良かったのかもしれない。

その死体がおかしさに気づいた時、私は思わず悲鳴を上げた。


――そのネコの死体には、『中身』が全くなかった。



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2:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:03:56.93 ID:jhmwS9ds0

「美優、どうかしたのか?」

事務所の中でハンカチで口を押えた私を見て、プロデューサーさんは心配そうに声をかけてくれた。
初めは何もないと言い張っていた私だったが、あまりにも様子がおかしいためか何度もプロデューサーさんは理由を尋ねてくれた。
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:04:41.33 ID:jhmwS9ds0
※ミス


「美優、どうかしたのか?」

以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:06:33.57 ID:jhmwS9ds0

しばらくして、少し落ち着いたころ、またプロデューサーさんは私に話しかけてきた。

「大丈夫か? 気分、悪くないか?」

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:08:02.44 ID:jhmwS9ds0

「……」

今日は事務所には誰もいなかった。
シンと静まり返った部屋で、私はまた今朝のことを思い出していた。
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:10:44.69 ID:jhmwS9ds0

「美優おねーさん? どうかしたでごぜーますか?」

そんなとき、一人の女の子が私に話しかけてきた。

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:11:43.14 ID:jhmwS9ds0

「仁奈ちゃんが傍にいてくれるだけで……私は嬉しい」

心底気持ちよさそうに仁奈ちゃんは目を細めた。

以下略



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