過去ログ - 仁奈「人間の気持ちになるですよ」
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2016/05/02(月) 00:08:02.44 ID:jhmwS9ds0
  
 「……」 
  
 今日は事務所には誰もいなかった。 
 シンと静まり返った部屋で、私はまた今朝のことを思い出していた。 
6:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:10:44.69 ID:jhmwS9ds0
  
 「美優おねーさん? どうかしたでごぜーますか?」 
  
 そんなとき、一人の女の子が私に話しかけてきた。 
  
7:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:11:43.14 ID:jhmwS9ds0
  
 「仁奈ちゃんが傍にいてくれるだけで……私は嬉しい」 
  
 心底気持ちよさそうに仁奈ちゃんは目を細めた。 
  
8:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:12:37.00 ID:jhmwS9ds0
  
 そんなとき、仁奈ちゃんの着ていた着ぐるみの頭がズレて、その髪の毛が顔を出した。 
 ふわふわとした髪の毛を見て少しだけ羨ましいなと感じていた私は、くしくしと髪を梳く最中でふとした違和感を覚えた。 
  
 「……?」 
9:名無しNIPPER[sage]
2016/05/02(月) 00:13:20.04 ID:9W5BvePno
 あぁ… 
10:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:13:37.61 ID:jhmwS9ds0
  
 「仁奈、美優。もう夕方だぞ」 
  
 誰かの声がして、私ははっと意識を取り戻す。 
 慌ててきょろきょろと周りを見渡すと、すぐ目の前に私と膝の上で眠る仁奈ちゃんを見下ろすプロデューサーさんが立っていた。 
11:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:15:18.67 ID:jhmwS9ds0
  
 「本当ですね……どんな夢を見ているんでしょうか……」 
  
 「きっと美優と二人でどこかに行ってるんだろう」 
  
12:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:16:11.81 ID:jhmwS9ds0
  
 「ありがとうございます」 
  
 そう感じ取った私は深々と頭を下げる。 
  
13:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 00:17:25.45 ID:jhmwS9ds0
 一旦ここまで。 
 最後まで考えてるので、ちまちま更新していきます。 
14:名無しNIPPER[sage]
2016/05/02(月) 00:26:51.81 ID:+0hzxdUAO
 おつ 
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