過去ログ - 仁奈「人間の気持ちになるですよ」
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76:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 01:56:57.73 ID:pUMMe/ll0
事務所へと続く階に差し掛かった時、突如としてポケットの中のスマホが震え出した。
もしかして――と、私はすぐさまポケットを弄るとスマホを取り出した。
77:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 01:59:35.56 ID:pUMMe/ll0
ここまで。まだ少し続きそうです。
にんげんっていいな。
78:名無しNIPPER[sage]
2016/05/07(土) 02:04:14.79 ID:4kvNeS2Bo
乙、惹き込まれる。
にんげんっていいな
79:名無しNIPPER[sage]
2016/05/07(土) 02:04:15.80 ID:v2UzWUGio
ここでかよ…
おつ
80:名無しNIPPER[sage]
2016/05/07(土) 02:12:49.41 ID:CTq3+OTs0
あと少しか....乙
81:名無しNIPPER[sage]
2016/05/07(土) 08:04:42.89 ID:exrZ9T54o
引っ張るなww 乙
82:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:29:28.96 ID:WUniQ4aR0
「……美優」
ぼそりと声が聞こえた。重く沈み切った空気が耳から伝わってくるかのようだった。
それはいつものプロデューサーの声とはかけ離れていて、思わずぐっと息をのんだ。
83:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:32:44.89 ID:WUniQ4aR0
「今、どこにいるんだ――?」
「もうすぐ……いつもの部屋に着きます」
84:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:36:34.70 ID:WUniQ4aR0
引き返そうか、とも考えた。
けれどプロデューサーさんの意図も分からないまま引き返していいのだろうか。
「……話だけでも聞かないと」
85:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:46:30.00 ID:WUniQ4aR0
「ふぅ……」
気持ちを落ち着かせようと小さく息を吐く。
暗闇は依然として私の心を不安で埋めようと様子を伺っていた。
86:名無しNIPPER[saga]
2016/05/08(日) 01:51:16.17 ID:WUniQ4aR0
「……」
暗闇の中に一人でいるという恐怖は、孤独という寂しさを際立たせるからなのだろうか。
落ち着かない気持ちを和らげようと、私は近くにあった椅子に座った。
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