過去ログ - 男子「烏天狗ねぇ……」烏天狗「ふふん、恐れ戦けー! です!」
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16: ◆AoT8KYCnWo[saga]
2016/05/03(火) 21:17:25.22 ID:K7OLd/TWo
男子「……おはよう」

友「やーやー、朝から君たちも元気ですねぇ」

学校にたどり着く頃にはズタボロになった俺。

命からがらたどり着いた自分の席でようやく一息つく。

友「君の厄介な体質には同情を禁じ得ないですなぁ。頑張ってくれたまえ、応援してるよ」

男子「いやというかお前誰だよ」

友「やー僕は友。この科学技術を総結集した装置を使って君の友人という立場を獲得したから、これからよろしく頼む。まさか洗脳装置が効かないとは、たまげたなぁ」

男子「なに然り気無く洗脳してんだ!? やめろ!」

友「だーいじょうぶですよぅ、悪さはもうしませんってぇ」

男子「……で、結局誰なんだ!?」

友「覚えてないのですねぇ、いやー悲しい!」

隈だらけの眼鏡っこで危ないもん作ってる奴に知り合いなんて……。

いや……前にリアルメタルギア作ろうとしてたやつをぶっ飛ばすハメになったことはあったけど……いやまさかね。

友「こうなったら、僕のメタルギアでこの学校を壊して思い出してもらわないと」

男子「やっぱりお前かーい! なにしに来やがったいやマジで!」

友「これでも花の女子高生ですよぉ? そりゃここにいる意味なんて決まってるじゃないですかぁ」

そんな軽いノリで言われてもまったく納得できない。

今日はやけに色んなことが起こりよる……暑いからかな……。

友「さーさー、僕のような天才科学者とクラスメイツになれたんですから、大いにお喜びを! アーハッハッハ!」

男子「騒ぐな! 洗脳解いて出てけ!」

友「そうなるとー……男子さん、あなたを誘拐しなければならないんですねぇ。いやー困った困った困ったけどラッキー!」

話が通じない!

こういうのには常識でぶつかるしかない!

男子「……悪いが、本気で言ってるんだぞ。俺はお前みたいなのはだいっきらいだ。今すぐ出ていけば、事を公にしないから、早く」

友「子供は何人くらい欲しいんでー?」

男子「だ、だから……!」

友「あと僕のこと嫌いとかいう口は塞がないといけないですねぇ! さー改造が捗るぞー!!」

男子「あっちょその機械どこから出した!?」

うにょうにょと触手のような機械が俺を捕まえようと動き出した。

やだなにこれ気持ち悪い。

というか誰もまったく気にしてない!?

科学の力ってすげー!


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