過去ログ - 【艦これ】The Black Cruisers 2 - 那珂ちゃん、武道館で仕事する -
1- 20
1: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/02(月) 04:13:25.69 ID:hssZ8mcwo

満員の武道館の照明が落ちた。

八千人のどよめきが爆発する。

真っ暗な会場に、オレンジに光るペンライトの海が現れた。


「うおおおおおおお!!!」

「那珂ちゃーーーーん!!!」

「那ッ珂ッちゃーーーーん!!!」


皆がわたしの名前を絶叫する。

誰かの手からすっぽ抜けたペンライトが、二階席から流れ星のように落ちていった。


(那珂ちゃん……とうとう武道館に来た……)


SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/02(月) 04:15:18.11 ID:hssZ8mcwo

わたしは真っ暗なステージに立ち、会場を見渡す。

広い。圧倒的に広い。そして、人、人、人……。

以下略



3: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/02(月) 04:16:36.70 ID:hssZ8mcwo

突然、スポットライトが私を照らす。

それを合図に演奏が始まった。

以下略



4: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/02(月) 04:17:50.82 ID:hssZ8mcwo

ステージから観客一人一人の顔が見えた。ツアーで毎回見る顔、見たことのない顔……。

でも……みんな……全員……ずっと前から知っている気がする……ずっと那珂ちゃんと一緒だった気がする……。

以下略



5: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/02(月) 04:18:56.14 ID:hssZ8mcwo

バンッと演奏が止まった。

振り返るとバックバンドがいない。

以下略



6: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/02(月) 04:20:03.09 ID:hssZ8mcwo

那珂ちゃん、そこで目が覚めた。

いつもの部屋のいつものベッド。枕が涙とよだれで濡れている。

以下略



7: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/02(月) 04:21:31.16 ID:hssZ8mcwo

【艦これ】The Black Cruisers 2 - 那珂ちゃん、武道館で仕事する -


※グロシーンあり
以下略



8: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/02(月) 04:23:00.99 ID:hssZ8mcwo

那珂「今何時……げっ! もうこんな時間!」


わたしは飛び起き、急いで支度をして部屋を飛び出した。
以下略



9: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/02(月) 04:26:55.54 ID:hssZ8mcwo

憲兵「こんにちは!」


さっそくお客さん。
以下略



10: ◆FfvRSd7Ma6[sage]
2016/05/02(月) 04:33:54.80 ID:hssZ8mcwo
補足:
前作は、
ex14.vip2ch.com
の、141レス以降の『The Black Cruiser』です



11: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/04(水) 05:01:57.62 ID:DNfk3+ONo

神通ちゃんの顔が険しくなった。


川内「行ってきなよ。店はわたしと那珂でやるから」
以下略



12: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/04(水) 05:06:22.84 ID:DNfk3+ONo

神通「陽炎によると、演習の前に艤装を整備して、主砲も確認し、砲身内に異物やサビは無かった、と」

川内「陽炎が言うなら、本当にそうだと思うよ」

以下略



13: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/04(水) 05:08:36.26 ID:DNfk3+ONo

店を閉めた後、工廠の明石さんに会いに行った。


明石「三人そろって工廠に来るなんて珍しいですね。ここじゃなんですから事務所で話しましょ。会議卓で待ってて下さい」
以下略



14: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/04(水) 05:28:11.27 ID:DNfk3+ONo

川内ちゃんが身を乗り出した。


川内「実はさ、わたしの砲身も怪しいんだよねー。最近、交換したんだけどー」
以下略



15: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/04(水) 05:37:00.84 ID:DNfk3+ONo

それから数日後、また軽食コーナーの当番が回ってきた。


憲兵「こんにちは」
以下略



16: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/04(水) 05:41:22.99 ID:DNfk3+ONo

翌日、あっけなく事件が終わった。

わたしたちが大食堂でお昼を食べていると、青葉が入ってきた。

以下略



17: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/04(水) 05:43:24.00 ID:DNfk3+ONo

次の当番の日、憲兵さんに聞いてみた。


那珂「憲兵さん……ほんとのこと、教えてほしいなーって」
以下略



18: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/04(水) 05:44:41.12 ID:DNfk3+ONo

店が終わって部屋に帰る途中、神通ちゃんが切り出した。


神通「姉さん、那珂ちゃん、相談したいことがあります。今晩、私の部屋で夕食でもどうですか?」ニタァ
以下略



19: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/04(水) 05:47:54.70 ID:DNfk3+ONo

夕食まで時間がある。

川内ちゃんは夜のランニングに出かけた。

以下略



20: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/05(木) 15:51:55.51 ID:Mx0l7qVzo

川内(走る? 間に合わない。ジャンプ? 間に合わない。 魚雷? 車に当てて爆発で進路を変える? 少ないと車の進路を変えられない。

多いと爆風に女の子たちが巻き込まれる。 主砲? 車を貫通するから進路を変えられない。 エンジンを打ち抜いても直ぐには止まらない。

以下略



21: ◆FfvRSd7Ma6[saga]
2016/05/05(木) 15:55:21.69 ID:Mx0l7qVzo

そのまま警察の事情聴取を受けるはめになった川内ちゃん。鎮守府に帰ってきたのは翌日の昼。

帰ってきても、すぐに提督による事情聴取で、解放されたのは定時後だった。

以下略



64Res/47.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice