過去ログ - 理樹「欲望という名の電車の座席」
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3:名無しNIPPER[saga]
2016/05/02(月) 21:19:34.83 ID:i9lAYUf80
鈴「ん?誰も座らないならあたしが座るぞ」

理樹(張り詰めた緊張感の中、鈴がこちら側を一瞥して言った。そういえば鈴はこういう空気は読めないタイプだった)

理樹「あっ、ちょっと待って!」

理樹(半ば無意識に鈴の両肩を掴んだ。後ろ髪はいい匂いがしたがそんな事今はどうだって良かった。他の機会であればドキッとしたかもしれないが本当にどうでもいい)

鈴「なんだ。どーかしたのか?」

理樹「あ……えーと、その……」

理樹(天国に登る蜘蛛の糸が切れかけたのを止めたはいいが後の事を考えていなかった)

鈴「用がないなら座らせてくれ…あたしももう眠い……」

理樹(ふわわとあくびをする鈴。今にも肩に掴まれた手は振りほどかれようとしている。くそっ、もうダメか……!)

恭介「鈴。そんなに退屈だというなら仕方がない。特別に『世界の子猫大集合だにゃん!2』を今読むことを許可してもいい」

理樹(希望の助け舟が来た。恭介は僕に向かって小さくウインクをした。きっと昨日の敵は明日の友。今は共同戦線を張るべきだと判断したのだろう)


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