過去ログ - 凛「おとぎ話の」卯月「王女でも」
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17: ◆K1VRYfmMqw[saga]
2016/05/03(火) 04:47:04.76 ID:1rU0iPMQo

そうやって……、甘くて・冷たくて・すぐに溶けてしまうものを。
今日も、また次も、って一緒に分かち合うんだろう。

いつか、この関係が溶けてなくなってしまう時まで。
以下略



18: ◆K1VRYfmMqw[saga]
2016/05/03(火) 04:47:31.70 ID:1rU0iPMQo

ずっとこうして居られるとは思ってない。
望んでは、いるんだけど。
今は同じ方向を向いているから、同じ道を歩んでいるから、こうやって一緒に居られるんだ、って。

以下略



19: ◆K1VRYfmMqw[saga]
2016/05/03(火) 04:48:11.05 ID:1rU0iPMQo

卯月は皆から好かれている可愛い女の子だから、いつかちゃんとした王子様が現れるって思ってる。
その時、私は?

”仲の良かった友達”として、彼女の隣に立っているのかな。
以下略



20: ◆K1VRYfmMqw[saga]
2016/05/03(火) 04:48:46.27 ID:1rU0iPMQo

それは、……嫌だ。
それだけは、嫌。だけど、

…いつまで、私は卯月の”一番”で居られるんだろう?
以下略



21: ◆K1VRYfmMqw[saga]
2016/05/03(火) 04:49:13.79 ID:1rU0iPMQo

…まだ、わからないけど。
考えられないけど。

それでも。
以下略



22: ◆K1VRYfmMqw[saga]
2016/05/03(火) 04:49:45.63 ID:1rU0iPMQo

<卯月>

……凛ちゃんの、アイドルの道が終わったらどうしよう?

以下略



23: ◆K1VRYfmMqw[saga]
2016/05/03(火) 04:50:21.84 ID:1rU0iPMQo

私と違って……、アイドルを、この世界を目指して来た子じゃなくて、
この世界にぱっ、と入ってきた子だから、この世界からぱっ、と消えてしまいそうで、ちょっと怖いんです。

……急にいなくなったり、しないよね?
以下略



24: ◆K1VRYfmMqw[saga]
2016/05/03(火) 04:50:49.95 ID:1rU0iPMQo

うーん。

私、ずっと凛ちゃんのそばに居られるのかなぁ。
私だけの凛ちゃんで、凛ちゃんだけの私で、居られるのかなぁ。
以下略



25: ◆K1VRYfmMqw[saga]
2016/05/03(火) 04:51:23.37 ID:1rU0iPMQo

……本当は、いつだってずっと一緒に居たいんです。
ずっと、凛ちゃんの声を聞いていたい。卯月、って呼ばれたい。

電話を切る時も、分かれ道でさよならをした後も、淋しさが溢れてきて。
以下略



26: ◆K1VRYfmMqw[saga]
2016/05/03(火) 04:51:51.37 ID:1rU0iPMQo

だから、今日みたいに二人っきりで甘いものを食べる時間は、私にとって本当に大事なんです。
ずっとずっと続く時間じゃなくても、ずっとずっと続けられる関係じゃなくなる日が来るとしても。

今はその甘さを、一緒に楽しみたいんです。
以下略



27: ◆K1VRYfmMqw[saga]
2016/05/03(火) 04:52:18.92 ID:1rU0iPMQo

<凛>

今だけは、私が卯月の王子様だから。



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