過去ログ - 『人類最初の嘘』
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3:名無しNIPPER[saga]
2016/05/03(火) 15:36:52.76 ID:pgmPAwFDO
『運命の果実、それは空色の星にある』

蛇は先ほどと同様に女の耳元に囁いた
股間を葉っぱ一枚で隠した全裸の女は蛇を一瞥したが、あえて何も言わずに花を摘むのを再開する

先ほどの事もあってか、とても不機嫌だった蛇は女を睨み付けた
しかし女は知らんぷりを決め込み、花の冠を組み上げる作業に勤しむ

その態度にもっと腹を立てた蛇は意地の悪い笑みを浮かべ、からかうような口調で尋ねてみせた

『そんなに花を集めてどうする?』

女は無視して色とりどりの花を繊細に茎へと繋いでいく
それでも性根の腐りきった蛇はさらに言葉に毒を染み込ませて皮肉ってみせた


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