37:8 ◆H3qqj7wCjc[sage]
2016/05/05(木) 20:01:41.42 ID:Azkxb3Um0
結局タイムセールには間に合わなかった。
上条はやっすいもやしを購入し、あまりの惨めさにため息をついた。
上条「はぁ…今日ももやしか…またインデックスに噛まれるなぁ…」
肩を落としてとぼとぼ歩いていた時だった。
???「あの…!」
上条「…?あぁ、さっきの…」
女の子「さっきはその…本当にありがとうございました!お礼を…」
上条「いやいいよ。俺は俺のやりたいことをやっただけだし」
女の子「いえ、それでは私の気が済みません!これを…」
上条「…これは?」
女の子「このレストランのペア招待券です!父がそこのシェフをしていて…」
上条「でも俺お金無いし…」
女の子「いえ、今回は無料で食事出来るように計らってもらいました!是非来てください!本当にありがとうございました!」
早口でまくし立てたあと、駆けていく少女の背中を上条は呆然と眺めていた。
上条「…ははっ、人生不幸なことばかりじゃないな」
そういえばインデックス一言もセリフなかったなとか考えながら上条は帰路についた。
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