過去ログ - 女「私のせいで男に怪我をさせてしまった」 男「女のせいじゃないって」
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:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:22:47.95 ID:IcwLzMa0o
女「でも私がふざけて男くんを押しちゃったから、男くんが崖から落ちて――」
男「だからそれは、俺の不注意だよ。崖ギリギリに立っていた俺が悪い」
女「――でもっ、男くんの肩、もう上がらないって、もう男くんは大好きなバスケが前みたいに出来ないって……」
男「それは――しょうがない、あれは事故だったんだ、女のせいじゃないよ」
女「でも、でもっ、」
男「それに大好きな女のことを抱きしめることはできるんだ」ギュッ
女「っ、//、男くん///」ドキッ
男「肩が上がらなくなっただけで済んでよかったと思わないと」
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2
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:25:40.86 ID:IcwLzMa0o
初投稿です
ってか、人生初の処女作です
稚拙な文でしょうが、よろしくお願いします
3
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:27:51.69 ID:IcwLzMa0o
男「(三日前、俺と女が海にデートに行った時、運悪く俺は崖から落ちて肩を怪我してしまった)」
男「(頭も少し打ったため、3日間気を失っていた。その間、女は一睡もせずに俺が目覚めるのを待ってくれていたらしい)」
男「(本来なら病院の面会時間外に付き添ってはいけないが、女のあまりにも俺を心配した姿に病院側が特例で許可してくれたらしい)」
以下略
4
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:31:04.94 ID:IcwLzMa0o
女「ごめんね」
男『お前のせいで俺はもうバスケが出来なくなった』
女「ごめんね、男くん、ごめんね」
以下略
5
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:33:42.53 ID:IcwLzMa0o
友「女ちゃ〜ん、お久しぶりー」
女「……友ちゃん、おはよう」
友「うわ、女ちゃん、目、真っ赤。それにクマもすごいよ、寝てないの?」
以下略
6
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:36:16.17 ID:IcwLzMa0o
友「そんな女ちゃんに愛されてる男君も羨ましいねー、まったくまったく」
女「私なんて友ちゃんに比べたら、人望ないし、性格明るくないし、スタイル悪いし」
女「スタイルといえば、私、最近太り気味だし……。太らないように気をつけているんだけど……」
以下略
7
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:39:25.92 ID:IcwLzMa0o
女「友ちゃん……。やっぱり、友ちゃんは明るくて優しいね」
女「友ちゃんが男くんの彼女だったら、きっと私より上手くいってたよ」
友「コラ、例えでも自分の彼氏を他人が彼氏だったらなんて言うな」
以下略
8
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:43:48.14 ID:IcwLzMa0o
女「(男くんは、将来はプロのバスケ選手になるだろうと世間から注目を浴びていた)」
女「(そう期待されるほど男くんはバスケが上手くて、身長も高いし、なによりバスケが大好きだった)」
女「(私が男くんに惹かれたのは、優しくて、格好良くて、面白くって、なによりバスケが大好きな男くんが輝いて見えたから)」
以下略
9
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:46:21.65 ID:IcwLzMa0o
女「ご、ごめんなさい。少し考え事してて」
男「おいおい気をつけろよ。そのまま切り続けていたら、女のいやらしーい手つきで剥かれたリンゴ食べられなくなっちゃうだろ」
女「いっ、いやらしいって// 男くんのえっち// へんたい///」
以下略
10
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:49:27.64 ID:IcwLzMa0o
女「えっ、ごめん。……男くんまで暗い気持ちにさせちゃった?」
男「いや、そんなことはないよ。……ただ、やっぱり気にしているのか、俺の肩のこと」
女「それは――そうだよ。私のせいなんだから」
以下略
11
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:54:10.59 ID:IcwLzMa0o
てとり、あしとりのとこ
?はハートマークです
ミスりました
てかスレタイの三人称も間違えてらぁ
12
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:55:31.06 ID:IcwLzMa0o
男「(結局、女は面会時間ギリギリまで、俺のお見舞いをしてくれた)」
男「(日中つまらないテレビを観て時間を潰していたため、女が来て話し相手になってくれたのは本当に助かった)」
男「まあ、一週間後には退院だ。女もお見舞いに来てくれるし、それまでの辛抱だな」
以下略
13
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 22:58:41.03 ID:IcwLzMa0o
女「(男くん……やっぱり優しいな)」
女「(怪我のことで気が病んでいるに違いないのに、私のほうが気を遣われて、冗談で笑わしてくれたりして)」
女「(私、男くんの彼女で良か――)」
以下略
14
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 23:02:41.79 ID:IcwLzMa0o
女「……私、馬鹿だ。男くんの大好きなバスケを、男くんの未来を、男くんの全てを、奪ってしまったのに――」
女「まだ私、男くんと一緒に居たいと、思っちゃってる。男くんに好きでいられたいと思っちゃってる。……なんて、嫌なやつなんだろう」
以下略
15
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 23:05:58.35 ID:IcwLzMa0o
女「友ちゃん、おはよう」
友「あ、女ちゃん、おはよう。……男君、調子良さそうだった?」
女「……そのことなんだけどね、友ちゃん。男くんは友ちゃんと会いたがっていると思うの」
以下略
16
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 23:09:31.13 ID:IcwLzMa0o
友「(1時限目の終わり頃、女ちゃんは体調不良を訴え、保健室に行った)」
友「(お昼休みになっても教室に帰ってこないので、保健室に訪ねに行ったら、女ちゃんは3時限目の途中で早退したらしい)」
友「男君のお見舞いで疲れてるっていうのもあるんだろうけど――、今朝の女ちゃんの調子は少し変だったな」
以下略
17
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 23:12:54.11 ID:IcwLzMa0o
友「やっほー、元気してるー、って入院している人にいう言葉じゃないなー」
男「友! お前もお見舞いに来てくれたのか!」
友「愛しい恋人じゃなくて、私みたいなズボラな女で悪いけどね」
以下略
18
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 23:16:38.16 ID:IcwLzMa0o
友「ま、そんなわけで、私がお見舞いに来たわけよ」
男「そうなのか……。女、大丈夫だといいが……」
以下略
19
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 23:19:57.37 ID:IcwLzMa0o
男「……でも、女は俺のそばに三日間も付きっきりで居てくれたし、俺の怪我も自分のことのように悲しんでくれた」
男「それこそ怪我の功名ってわけじゃないけど、改めて、女が彼女でよかったなーて惚れ直しちゃってるよ」
以下略
20
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 23:24:28.68 ID:IcwLzMa0o
友「(――最低だ、最低だ。私)」
友「(女ちゃんが男君に怪我を負わしたから、男君が女ちゃんのこと嫌いになって喧嘩したのかもって思って――)」
友「(それにつけ込んで、男君を慰めようとしようとしたなんて――)」
以下略
21
:
◆tfd7Oc2Vz6
[saga]
2016/05/04(水) 23:27:45.66 ID:IcwLzMa0o
女「……気持ち悪い」
女「(保健室で一度もどしてから少しは良くなったけど、また気持ち悪くなってきた)」
男『俺は今日、女の顔を見ないで済んだから気分が良いけどな』
以下略
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