5:名無しNIPPER[saga]
2016/05/05(木) 00:01:15.00 ID:4P8JKqfq0
理樹「あとは屋上とか!屋上が解放されてるなんて!」
来ヶ谷「言っておくがされてないからな。一応不法侵入だ」
理樹「あとは……ほら……僕がこうして幸せなこととか……」
来ヶ谷「いけないのか?」
理樹「いけないよ…!だって……グス…僕はなんの変哲もない男じゃないか!それなのに人に告白されたことも……いや、あれは恭介の差し金か…」
来ヶ谷「君は可愛いし誰より優しく根性もある。充分魅力的じゃないか。ほら、このハンカチで涙を拭け」
理樹「………あと…あと……毎日が楽し過ぎる……し…嫌なこともあんまり……」
来ヶ谷「いいことだ」
理樹「そんなのってアリなの?」
来ヶ谷「君は幸せを恐れている様だな。そんなに何もないことが怖いのか?」
理樹「うん……」
来ヶ谷「そんな野暮なことは心配するな。君はたまたま自分の成し遂げたことも合わせて幸運に恵まれたんだ。これ以上にないくらい不幸な状況にいる人間もいればこれ以上にないくらい幸運な状況にいる人間もまたそこにいる」
来ヶ谷「だからマイナスが当たり前と考えるな。信じられないほどの幸運を本当に信じられないなんて馬鹿馬鹿しいにも程がある」
理樹「この世界を信じてもいいのかな」
来ヶ谷「いいに決まってる。ほら、安心したらだんだん眠くなって来たんじゃないか?さっさと宇宙の真理なんて忘れて今は眠れ。お姉さんが見守っておいてやろう。これまでの恥ずかしい言葉は全部忘れてやる」
理樹「うん…………おやすみ………」
ゴトッ…
来ヶ谷「……理樹君の携帯か。一体何を見て………ははあ、なるほど」
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