20:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:29:02.68 ID:1EMEuCfU0
私は、コートとお揃いのマフラーを手に取り、それを首にまわしながら、
「あんたこそ、あの人の所でも、行って来たら」
と言った。
言葉にたっぷりと刺を含ませて。
その途端に、あいつは椅子から飛び上がらんばかりになって、
「だから、あれはそんなんじゃないって」
と、猛烈な勢いで私に噛みついてきた。
「どうだか」
私は、鼻でせせら笑いながら、そう言ってのけた。
あいつは新聞を傍らに置いた。
「だから、なんども説明しただろ、それは伊織の勘違いだって」
「そう、よかったわね」
59Res/31.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。