37:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:48:25.95 ID:1EMEuCfU0
雑踏の中にあいつの姿を探して、誰かに肩をぶつけるたびに謝りながら、ふらふらと私は店から店へと探し続けた。
寒空の下、足が冷え、口から吐く息は白くなって人混みに消えて行く。
どこというあてもなく、さ迷い続ける私に、風の音だけが寄り添っていた。
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