47:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 00:55:14.35 ID:ilwliq5yO
八幡(少しゆっくりめに階段を進む。みんなの疲れをまぎらわそうと軽く話をする)
八幡「頂上には海も見える広場、少し進んで売店やサムエル・コッキング苑があるぞ。海はあとで岩屋の方に行けば見れるから飛ばす。河津桜があるが時期じゃないしな」
小町「ねえお兄ちゃん、そのコッキング苑ってなんなの? 横文字がすごく場違いに感じるんだけど」
八幡「サムエル・コッキングは人名だ。日本人女性と結婚したイギリスの貿易商でここに別荘を立てて大庭園を造ってな、その際日本では見られないような植物も持ち込んだと言われている。観光の目玉の一つでもあったから敬意を表してそのままの名前を使っているんだろうな」
大志「パンフ見ると展望台もその中にあるみたいっすね」
八幡「ああ。あとそれぞれ入るのに別料金がかかるぞ。展望台は夜にはライトアップされるからリア充カップルどもには大人気だ死ねばいいのに」
大志「お兄さん心の声が漏れてるっす」
八幡「おっと…………ちなみに日の出が絶景だから元旦の初日の出を見るときは抽選になるほどだ…………よし、ここでしばらく二手に分かれて休憩しよう」
八幡(階段を上りきり、売店が見えてきたところで提案する。当然のように由比ヶ浜が疑問符を浮かべた)
結衣「え、何で? 売店近くの大きいテーブルとベンチ空いてるよ?」
八幡「あっちに行きたいやつがいるだろきっと」
雪乃「!!」
八幡(俺が指を差した売店とは通路をはさんだ反対側の広場、コッキング苑の前のベンチそばに何匹かの猫が集まって寝そべっていた。普段は観光客にいじられているが、時間が早いせいか誰もいない)
雪乃「ひっ、ひひひひ比企谷くん! その、あの」
八幡「はいはい行ってこい」
八幡(少し息を切らしていた雪ノ下は疲れを忘れたように早足でそちらに向かう。俺は残りのやつらに声をかけた)
八幡「俺はそこのベンチにいるから猫の相手したいやつは行ってこいよ」
結衣「あ、あたしもちょっと行ってくる。最近ゆきのんの影響で平気になってきたし」
大志「せっかくだから俺も行ってきます」
小町「あ、小町も」
沙希「あたしはアレルギーあるから…………けーちゃんはどうする?」
京華「さーちゃんとはーちゃんといっしょにいるー」
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