95:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 23:46:55.32 ID:Ynwur+OdO
八幡「う…………ま、まあたまにはこういうのも、悪くねえ、な」
小町「もう。素直じゃないんだから…………」
八幡「うっせ。ほら、行くぞ。北鎌倉駅前で鳩サブレも買わなきゃならんからな」
小町「はいはい」
八幡(坂を下りて駅前まで出て、鳩サブレを買ってから電車に乗り込む。最初は座れなかったが、次の大船駅でボックス席が二つ空いたので、行きと同じように二手に分かれて座る。面子は同じだが、俺の隣は京華ちゃんだった)
沙希「ふふ、みんなあっという間に寝ちゃったね」
八幡「なんだかんだ歩いたからな。川崎は平気か?」
沙希「あたしは多少鍛えてるし、体力あるほうだから。でも女子勢はともかく大志もダウンするとはね。楽しみで昨日はあんま眠れなかったみたいだし」
八幡「小学生かよ…………ああ、そうだ。昼飯、本当にありがとうな。ただでさえ早起きなのに大変だったろ?」
沙希「ううん、部員でもないのに交通費とか出してもらうんだったらこれくらいはさせてよ。そんな大したもの作れなかったし」
八幡「いやいや、マジで旨かったから。また機会があったら御馳走になりたいもんだ」
沙希「じゃあ…………その、今度お弁当でも、作ってきてあげよっか?」
八幡「えっ…………あ、う………………」
八幡(突然の提案に戸惑い、俺は言葉に詰まってしまう。が、そこでガタンと大きく車両が揺れ、川崎の隣で寝ていた大志が目を覚ました)
大志「ん…………あ、やべ。寝ちまってました。すんませんっす」
八幡「お、おう、気にすんなよ。ちゃんと東京着いたら起こしてやるから」
大志「いえ、もう大丈夫っす。あ、そうだお兄さん、レポート書くためにちょっと聞きたいことあったんすけどいいすか?」
八幡「な、何だ?」
大志「えっと、弁天様、というか七福神についてなんすけど…………」
八幡(帰りの電車内ではそんなふうに大志に七福神のレクチャーをした。川崎が残念そうに睨んできてるのは見えないことにする)
八幡(その後は何事もなく東京で乗り換え、海浜幕張駅で解散。こうして俺の、俺達の江ノ島散策は終わりを告げたのだった)
投下遅くなった
あとはエピローグ書いて終わりにします
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