過去ログ - 【安価】千歳「暇やし何して遊ぼうかなぁ?」【ゆるゆり】
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73:名無しNIPPER[saga]
2016/05/07(土) 21:15:27.88 ID:iAEpeVyq0
千歳「わ、わけわからんわ、普通一番大事な人って好きな人やろ?」

綾乃「そ、そんな事は無いんじゃない? ほら、大事な人っていっぱいいるでしょ。お父さんとかお母さんとか」

千歳「わからん…… わからんわ…… 綾乃ちゃんは、さっきうちのことを親友って言ったやん! 大事な存在なんて言わなかったやん!!」

綾乃「……だ、だって、言葉が思いつかなかったんだもの。それに、恥ずかしかったから……」

千歳「……っ!」

そこで初めて気付いた。
綾乃も顔を真っ赤にして千歳を見ていることに。

千歳(あ……)

千歳は思い出していた。
綾乃と初めて話したとき、綾乃は教室で一人席にいた。
誰にも話しかけれず恥ずかしそうに席に座っていた綾乃。
そこに話しかけた。
そしてそれから始まった、綾乃との付き合い。

綾乃は少しずつ、頑張りながら人に話しかけるようになっていた。
そんな綾乃を見ていると応援したくなった。

綾乃が生徒会に入ったときも一緒に入った。
また綾乃は努力しながら人と接し、生徒会副会長にまでなった。
そんな綾乃を見ていたら自分も嬉しくなっていた。

綾乃は本来恥ずかしがり屋で引っ込み思案な性格。
さっき、自分に思いを、綾乃自身が好きな人を言うのにどれだけの勇気が必要だったのか、そしてさらには自分に向かって想いを話してくれた。
それにもどれだけの勇気が必要だったのか。


そして、自分は、綾乃にただ聞くだけ聞いて、自分の気持ちは何も告げていなかった。




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