過去ログ - 藍子「ある日の昼下がり」
1- 20
14: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/05/06(金) 19:13:07.75 ID:J9K9lNQH0

「最後はミニライブについてだね」

「待ってました!」

 途端に卯月ちゃんのテンションが上がる。
 本当に、ライブ好きというか。

「ここは四曲くらいなんだけど……卯月ちゃん?」

「はいっ!」

 話を聞く前から、手を挙げてた子が一人。

「持ち歌シャッフルをしましょう!」

「シャッフル……?」

 美穂ちゃんも首を捻っている。
 具体的にはどうするつもりだろう?

「1stシングルを残りの二人で歌っていくようにしたいなって。こういうのは今までやったことがないし、今回だけならいいんじゃないかな?」

「そうだね……うん、大丈夫だと思うよ」

 結成日の服を衣装にしたし、そういう選曲もいいかも。

「よかったぁ。順番は『S(mile)ING!』、『お散歩カメラ』、『Naked Romance』として……」

 セットリストを書き込んでいく。
 こういうのは卯月ちゃんが一番得意だし、特に気になるところがない限り反対することもない。

「やっぱり最後は三人で歌いたいよね?」

 そう訊いてきた卯月ちゃんに頷く。

「それなら『フルスロットルHeart』がいいな。まだ一回しか歌ってないから」

 最近出した曲で、まだ発売イベントでした歌っていない。
 ここでもう一回くらいはやっておきたい。

「盛り上がるし、いいんじゃないかな?」

 卯月ちゃんは賛成。美穂ちゃんはどうだろう?

「『恋せよ乙女!』のアルバムから一曲っていうのは……どうかな?」

「ああ、あんまり歌ってないのって、そっちもあったね」

 美穂ちゃんが挙げたのは、最近出したアルバムだ。
 明るい曲が多いから、最後に持ってくるのもよさそう。

「『Without You』とかいいかなって思ったんだけど」

「絶対ダメっ!」

 美穂ちゃんとの会話が卯月ちゃんに遮られた。
 ずいぶん強い口調で否定していて、こういうのは珍しい。

「そ、そこまで嫌だったの……?」

 ほら、美穂ちゃんがショックを受けてるし。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
21Res/28.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice