過去ログ - 藍子「ある日の昼下がり」
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7: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/05/06(金) 19:09:35.82 ID:J9K9lNQH0

 争いに疲れてぐったりしていたところで、ようやくお昼ごはんが出来上がった。

「それでは、いただきます♪」

「いただきます」

「いただきますっ!」

 美穂ちゃんだけ待ちきれないといった様子でフォークを手に取った。

「おいしい……!」

「焦らなくても、たくさんありますからね」

 美穂ちゃんはさっきのでかなり消耗していたらしい。
 私はというと、元々空腹ではなかったし、少し休んだら回復していた。
 伊達にスタミナ特化(パッションのみんな)と付き合ってはいない。

「ん〜、やっぱりこのなにもない感じが最高です!」

「なにもないって……」

 今日のは置いてあったベーコンも入ってるけど。

「使う材料は少なくて保存の利くものばかり! 手軽でどこでもつくれて、一番おいしい! 完璧ですよね♪」

「は、はぁ……」

 どうやら、そういうことらしい。

「藍子ちゃんのも食べたくなったなぁ」

「卯月ちゃんの方がおいしいよ?」

「自分でつくるのと、誰かにつくってもらうのは違うから。ね?」

「そうだけど、ね……あの練習を思い出すと……」

 一時期卯月ちゃんに鍛えられて、かなりの頻度でこれを食べていたことがあった。
 苦手ではないんだけど、自分でつくるのはあと半年は遠慮したいところだ。
 私としては、卯月ちゃんにつくってもらった方がいい。



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