過去ログ - 【モバマスSS】仁奈「ひとりかくれんぼ・・・でごぜーますか?」
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1: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:42:35.33 ID:4/xhKdtqo
・ホラー表現注意
・仁奈ちゃんは可哀想な目にあいませんのでご安心を
・オカルト知識は適当にでっちあげました


仁奈「ちひろおねーさん、ひとりかくれんぼって知ってやがりますか?」

ちひろ「ひとりかくれんぼ・・・?聞いたことないですねえ」

ちひろ「かくれんぼというからには何かの遊びでしょうか?」

仁奈「学校で上級生のおねーさんたちが話してたのを聞いたでごぜーます」

仁奈「仁奈・・・パパもママもお仕事ばっかりで、おうちでひとりぼっちのときは寂しいです」

仁奈「だからひとりでかくれんぼできるならひとりぼっちでも寂しくないって思ったでごぜーますよ!」

仁奈「でも誰に聞いても知ってる人がいなかったでごぜーますよ・・・」

ちひろ「うーん・・・仁奈ちゃん、ちょっと待っててくださいね」カタカタッターン!

ちひろ「ええと、ありましたねこれがひとりかくれ・・・」

仁奈「ちひろおねーさん?」

ちひろ「・・・仁奈ちゃん、ひとりかくれんぼは仁奈ちゃんがやっても楽しくないと思います」

仁奈「楽しくねーですか?」

ちひろ「はっきり言っちゃうと、怖い話ですね」

仁奈「うわー!怖い話は大嫌いでごぜーます!」

仁奈「おばけの気持ちにはなれねーでごぜーますよ・・・」

ちひろ「ふふっ、お仕事していっぱい遊んで、怖い話は忘れましょう」

仁奈「そうするでごぜーます!」

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2: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:45:36.72 ID:4/xhKdtqo
ちひろ(でもこれは字面からは想像できないですね・・・降霊術の一種?なのでしょうか)

ちひろ(・・・正直ちょっと興味ありますね)

ちひろ(小さいころにホラー系のマンガ雑誌を半ばトラウマになりつつも読むのをやめられなかったくらいには怖い話は好きですからね)
以下略



3: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:46:24.53 ID:4/xhKdtqo
〜3時間後〜

ちひろ(調べてる途中に見つけた洒落怖まとめ、面白いですね・・・)

ちひろ(まだいくつかしか見れてませんけど、いい感じに背筋がゾクゾクしてきました)
以下略



4: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:47:25.30 ID:4/xhKdtqo
〜15分後〜

ちひろ(あれ・・・?テレビの音が消えた・・・?と思ったら戻った?)

ちひろ(いや、何か途切れ途切れになってる感じでしょうか)
以下略



5: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:48:08.42 ID:4/xhKdtqo
ちひろ(えっ・・・うそ・・・ぴにゃがいないと・・・終わらせられない・・・!)

ちひろ(どこ・・・?どこに行ったの・・・?)

ちひろ(! ナイフはどこに・・・まさか・・・!)
以下略



6: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:49:05.93 ID:4/xhKdtqo


ちひろ(・・・テレビの音・・・? っ!)

ちひろ(わ、わたし・・・気を失って・・・?)
以下略



7: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:50:02.53 ID:4/xhKdtqo
〜夕方・事務所〜

ちひろ(結局ひとりかくれんぼを終わらせてないですし、どうすれば・・・)

P「ちひろさん」
以下略



8: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:51:27.16 ID:4/xhKdtqo
ちひろ「・・・というわけで、お恥ずかしいところをお見せして・・・」

凛「うん、まあちひろさんがそういうことをするのはけっこう意外だったかな」

まゆ「でもちひろさんが泣きながらPさんに抱きついてるのを見たときは頭の中が真っ赤、じゃなくて真っ白になっちゃいましたぁ」
以下略



9: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:52:35.38 ID:4/xhKdtqo
P「それにしても玄関でスーツの男が首吊り、ね・・・、ちひろさん、いくつか確認したいこともあるんで」

P「今晩この2人連れてちひろさんの家に行ってもいいですか?」

凛&まゆ「   」
以下略



10: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:53:17.68 ID:4/xhKdtqo
P「あと先に質問がいくつか。ちひろさん、ひとりかくれんぼをしてからどこか掃除とかしました?」

ちひろ「え、ええと、隠れていたクローゼットを。そこ以外は時間が無くて」

P「ほう、でも何でクローゼットを?」
以下略



11: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:54:14.94 ID:4/xhKdtqo
〜数時間後・事務所〜

P「さーて向かいますか、車用意したんで乗ってください。小梅ー、芳乃ー、行くぞー」

小梅「う・・・うん・・・」
以下略



12: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:55:55.58 ID:4/xhKdtqo
ちひろ「じゃあ2人とも、ついてきてください・・・この部屋です。ちょっと片付けますんで外で・・・」

ちひろ(そういえば昨日玄関で首吊り・・・)

ちひろ「・・・怖いのでやっぱり一緒に入ってもらえますか?」
以下略



13: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:57:08.58 ID:4/xhKdtqo
ピリリリリ

ちひろ「あ、プロデューサーさんからですね、もしもし」

P「ちひろさん、そういえば部屋番号聞いてなかったんで教えてもらっていいですか」
以下略



14: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:57:49.16 ID:4/xhKdtqo
ちひろ「プロデューサーさん、なんでピザ食べずにサイドメニューばっかり食べてるんですか」

P「いや、ピザ屋のサイドメニューって無性に食べたくなりません?」

P「あとピザ屋のサラダってけっこう当たり多いですよね」
以下略



15: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:58:55.00 ID:4/xhKdtqo
P「さて、腹ごしらえも済んだところで2人の調査報告を聞こうか」

小梅「ええと・・・ゴニョゴニョ」

芳乃「ゴニョゴニョ・ゴニョラ・ゴニョリーター」
以下略



16: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 02:59:43.61 ID:4/xhKdtqo
P「でないとおそらく納得してもらえないことがあるんですよね・・・」

P「できるだけ昨日に条件を合わせますけど、昨日と違う点が1つ」

P「部屋中に小型のカメラを仕掛けて、俺らがリアルタイムで監視します」
以下略



17: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 03:00:38.36 ID:4/xhKdtqo
〜翌日3時30分ごろ〜

P「ちひろさーん、開けますよー」ガチャガチャ、ガチャン

ちひろ「プ、プロデューサーさん!」
以下略



18: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 03:01:25.87 ID:4/xhKdtqo
〜空き部屋〜

芳乃「ちひろ殿ー、ご無事で何よりですー」

小梅「ちひろさん・・・見てたよ・・・」
以下略



19: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 03:02:39.65 ID:4/xhKdtqo
P「さて、今回の『ひとりかくれんぼ』ですが、これまた手順が秀逸ですよね」

P「自分の血肉を分け与えた分身とかくれんぼをして、まず鬼がナイフで分身を刺す」

P「『分身が探しに来るかもしれない』『見つかれば刺されるかもしれない』というダイレクトな恐怖や不安」
以下略



20: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 03:03:38.01 ID:4/xhKdtqo
ちひろ「・・・何も映ってない・・・」

ちひろ「あの足元を走っていたおじさんや、ふらふら歩いていた女の人も・・・」

P「でも、ここまででは『たまたま映像や音声に残らない霊がいた』ってことを否定できないんですが・・・」
以下略



21: ◆P1ZZk9vB9M[saga]
2016/05/07(土) 03:04:53.24 ID:4/xhKdtqo
P「そう、ぬいぐるみを消した犯人はちひろさん本人だったんです」

P「このメチャクチャな精神状態、無意識での行動や記憶の改竄くらい簡単に起こりえます」

ちひろ「しかも風呂場のタオルでくるんで水滴が落ちないように・・・」
以下略



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