265:名無しNIPPER[saga]
2016/05/10(火) 02:22:18.64 ID:vnjQ/gHPo
プロダンサー「行ってきます!」
先住民「行ってらっしゃい!」
スポーツマン「手紙寄越せよー!」
農学者「応援してますからねー!」
航海士「出航します。危ないので離れてください」
衛生管理者「下がってー! 皆さん、下がってー!」
魔法船員「魔導推進、開始!」
ブォォ
プロダンサー「きっとまた帰ってきます! それまでお元気でー!」
開拓者「かつて踊り手の娘として生まれ、大学でプロのダンスを学び、そして王都のダンスチームに加入が決まったプロダンサーの少女」
開拓者「彼女は島民が見えなくなるまでずっと手を振り続けていた」
開拓者「……船がすごく速かったので割と短い時間だった」
王「開拓者よ。ご苦労だった」
開拓者「王様……此度の我が働き、いかがですか」
王「そなたはどう思う?」
リゾート神「いい町になったんじゃないかと思いますよ」
開拓者「なっ、貴方は……!」
リゾート神「だが、実に半端な町と言わざるを得ない。約束は守っているようだから爆破はしないがね」
開拓者「……ほっ」
使者「それには反論させていただきます」
リゾート神「おや」
使者「この島の産業はどれも国内では一流ではありません。ですが、離島である以上仕方ない事です」
使者「しかしこの島には大学があり、学者や魔術師、芸能人がいます。伝統も、自然も元のまま残っています」
使者「開拓者さんは島の持ち味を殺さないように、かつ今後の成長を狙って開発を行ったんですよ」
使者「彼は市長ではなく、開拓者なんですから。これでいいんです」
使者「ですよね、開拓者さん?」
開拓者「あ、ああ」
リゾート神「私と君では立場が違うということか。使者さんがなんだか怖いし、退散させてもらうよ」
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