3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/08(日) 04:05:55.34 ID:XKVcAZVU0
元々アイドルに興味はあった。でも、一歩を踏み出す勇気がはぁとにはなかった。
普通に学校卒業して、普通に就職して、普通に結婚して、普通に歳とって、普通に家族に看取られる。はぁとの人生はそんな平坦なはずだった。
でも、20代も半ばに差し掛かった誕生日の日、このままで良いのだろうかという恐怖を感じた。
夢を追うのを諦め、他の人と変わらない人生を歩んでいく。そんな人生に後悔はしないのだろうか。
そんな事を考えるようになって、落ち着いて自分が歩いてきた道を思い出してみた。山も谷もない、平坦な道。とてもつまらない道を。
ここで踏み出さなければ後悔する、直観的にそう思ったけど、やっぱり一歩を踏み出す勇気ははぁとにはなかった。
あの時は気の迷いだと思い込むことで、平坦な人生を捨てるのを踏みとどまってはみた。でも、1日経って、1か月経って、また1年が経っても恐怖は消える事はなかった。
むしろ、時間が経つにつれ、歳を重ねる毎に後悔だけが通り過ぎて行った。
後悔ばかりの人生を歩んでいたはぁとだったけど、26になってようやく一歩を踏み出す勇気が湧いてきた。遅すぎたかもしれないけど、後悔しなくてすむような人生の入り口に立てたのだ。
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