過去ログ - 佐久間まゆ「白くて苦い……」一ノ瀬志希「Love Potion♪」森久保乃々「えっ」
1- 20
21: ◆Freege5emM[saga]
2016/05/15(日) 19:22:54.72 ID:NK3nDXGso



プロデューサーさんはまゆの内心を察したのか、
名刺を渡してアイドルのプロデューサーと明かした後も、
アイドルの説明をするより、まゆの話を聞く側に回りました。

気を楽にしたまゆは、自分が読者モデルとしてやっていた中で感じたことを、
プロデューサーさんに打ち明けていました。

こういう業界の話は、家族や友達相手だと『芸能人気取りか』と思われるかもしれないので、
なかなか気兼ねなく話せる相手がいなかったのです。



読者モデルとか、選ばれた人にしかできない仕事をやらせてもらってますが、
その世界を突き進むとなると、まゆのスタイルでは正直苦しいです。

けれど、じゃあ将来何をやりたいのか、と問われても……。

そんな内心の不安までプロデューサーさんへこぼし出して、
まゆは湯気の収まっていたホットコーヒーに手を伸ばしました。

ホットコーヒーは、ミルクたっぷりな見た目に反して、かなり苦かったですね。

……なんでそんなことを覚えてるか、というと、
まゆが「あ、これは苦い」と思った瞬間……顔に出ていたんでしょうかね。

プロデューサーさんがそれを察して、
追加のミルクとコーヒーシュガーを持ってきてくれたんです。



ここまで自分の内心を明かしてきたのもあって、
なんだか、この人ならまゆのことを全部分かってくれる――そんな気がしたんです。

アイドルは特に興味ありませんでしたけれど、
この人と一緒にやれば、何か道が開けるかも。

なんて期待を感じるようになって、まゆは――




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
64Res/90.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice