過去ログ - 佐久間まゆ「白くて苦い……」一ノ瀬志希「Love Potion♪」森久保乃々「えっ」
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25: ◆Freege5emM[saga]
2016/05/15(日) 19:26:05.07 ID:NK3nDXGso


「――あっ、見てみて、もりくぼちゃん!」

もはや何の遠慮もなく、まゆさんの日記をめくる志希さんが、
あるページで手を止めました。

「ほら! もりくぼちゃんのコトが書いてある! 寮室が相部屋になった時のことだって!」
「いや、だからそんなまじまじと読んでていいんですか……?」



もりくぼも、口ではこう言いましたが……
初対面の志希さんが日記でスルーされていたのに、
まさか自分のことが書いてあるとは思ってなくて……

正直、どんな書かれ方されてるか気になっていました……。



「ほーほー、まゆちゃんはプロデューサーから、もりくぼちゃんを気にかけるよう頼まれてたのかー」
「乃々ちゃんのプロデューサーから、まゆのプロデューサー経由で話が回ってきたのでしょうね」

あ、え……その、もりくぼなんかのために、皆さんそんな……。



「んんーっ!? ナニナニ、『好きな人のためならできることはなんでもする』……
 まゆちゃん、アイドルだけじゃなく恋愛指南もやってたんだー♪」
「そ、それは……」

志希さんは面白がって、それからしばらくは、もりくぼの話題を日記をめくって探しまわっていました。
まゆさんは困った顔をして、もりくぼも……顔だけは同調しておきました。



「んー、この日記帳初めて読んだけど、プロデューサー以外のコトもけっこう書かれてるんだねー♪」
「うう……志希さん、根に持ってます……?」
「いいえ、ぜーんぜん」

調子に乗り過ぎた志希さんは、まゆさんに日記帳を取り上げられてしまいました。



「乃々ちゃんについては……自分が志希さんにしていただいたことを、マネしてただけです。
 うちに溜め込んでそうだったら、とりあえず何か飲ませておくとか……
 まゆは……後輩の面倒を見るなんて、そんな経験ありませんでしたから……」
「ふっふー、まゆちゃんもセンパイを持ち上げるのがウマイなぁ、もー。
 まー志希ちゃんはアイドルになるまでセンパイも何もあったもんじゃなかったけど」

……やっぱり、一応志希さんもまゆさんの先輩なんですね……
と、もりくぼは失礼なことを口走りそうになって、危うく口を抑えました。






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