過去ログ - 佐久間まゆ「白くて苦い……」一ノ瀬志希「Love Potion♪」森久保乃々「えっ」
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◆Freege5emM
[saga]
2016/05/15(日) 19:33:06.95 ID:NK3nDXGso
それから数日後、まゆさんは仕事へ復帰しました。
本調子ではないようですが、周囲の方は病み上がりのせいと納得しているようです。
もりくぼが見る限り、まゆさんに大きな変化は見られませんでした。
強いて言えば、物思いに耽ることが多くなったとか……
例の紅い日記を見つめながら、声どころかため息の一つもつかず、何時間も動かないのです……。
まゆさんは惚れ薬を使ったのでしょうか。使っていないんでしょうか。
そして使ったとしたら、それは効いたんでしょうか……。
もりくぼから見たまゆさんの姿では、どちらとも取れません……。
少なくとも、プロデューサーさんへの思いを吹っ切ったようには見えませんでしたが……。
寮室に一人でいると、まゆさんの棚に並ぶ紅い日記帳の方を見てしまいます。
きっと、あれを開いて読んでしまえば……惚れ薬がどうなったか、分かります。
でも、人の日記を勝手に読むなんて……それも、先輩としてお世話になってるまゆさんのを……。
そんなに気になるなら、直接当人に聞けば……
それが、筋だというのは分かっています……。
けれど、一度引き下がったもりくぼに、その勇気は……。
もりくぼが、日記を盗み読みしてしまおうかどうかで揺れていた時、
寮室に外線が回されてきました。
『もしもしー、もりくぼちゃーん? 志希ちゃんだよー。一ノ瀬志希ー』
『志希さん……ですか。今、まゆさんは不在ですけど……』
『んにゃあ、もりくぼちゃんの番号は知らなかったからさー。
今、まゆちゃんいないよね?』
『も、もりくぼにお話、ですか……?』
もりくぼが聞けないでいた答えは、不意打ちで飛び込んできました。
『惚れ薬の実験がめでたく成功したんだけど、それからちょっと経って、
まゆちゃんのご機嫌がよくないみたいで、気になって話しかけたら、避けられちゃってさー。
もりくぼちゃんは、まゆちゃんのコトで、あれから何か変わったとこ見た?』
『あ、あの、志希さん、待って下さい……まゆさんは、あの薬使ったんですか?』
『うん。何かあった時のために、あたしも立ち会ってたから。確実だよー』
『そ、それ……あの惚れ薬が、本当に効いたんですか……?』
『そりゃーもう、いくら隠れてイチャイチャしてても、志希ちゃんにはお見通し!
なんとね、既成事実キメちゃってたから。その次の日にはニオイで一目ならぬ一嗅ぎ瞭然……
って、もりくぼちゃんには詳しく説明しちゃダメなハナシかなー、にゃははっ♪』
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