2:名無しNIPPER[saga]
2016/05/09(月) 23:09:03.30 ID:LmAERFOUo
常務室の鍵を閉め、地下駐車場へ向かう。
「ご自宅でよろしいですか?」
待っていた運転手の問いに美城常務は頷いた。
「ああ、出してくれ」
それ以上は何も言わない。運転手のほうも慣れたもので、世間話の一つも口にはしなかった。
お喋りで楽しませるために雇われているわけではない。わけではないが、ここまで徹底しているのはこのアメリカ帰りの常務だけだ。
そのまま指定されたマンションまで車を動かし、翌朝の時間を確認して、事務所に戻る。
いつものやり取りだった。
部屋の鍵を開け、中に入る。
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