過去ログ - 上条「幻想殺し無しでニューゲーム」
1- 20
29:名無しNIPPER
2016/05/12(木) 03:25:57.41 ID:NAgHw6iSO
その帰り道、上条は倒壊したビルの影に、小さな人の姿を見つけた。

上条「……ん?あ、あんた」

美琴「た、たす……」

煤と埃と、大量にこびりつく血のせいで身なりはボロボロだったが、それは確かに昨晩の悪魔だ。

上条「どうなってんだよ、あんたがこんなに……」

弁当をの入った袋を放り、近くに駆け寄る。あれだけ狂気に満ちていた彼女が、今では死にかけている。

上条「今助けを」

言いかけて、上条当麻は考える。いくら悪者とはいえ、平気で人を殺してしまうような人間を助けてもいいのかと。彼女が助かった事で、善人でも不幸になる人間が現れてしまうんじゃないかと。

禁書「あ、ご飯の人」

屈み込む上条の前には、あの時のシスターが立っていた。

上条「お……お。あの……さ。俺、ど、どうしたら」

上条はまともに口を聞く事が出来ないでいる。自分のやるべき事に自信を持てないのだ。しかし、そのシスターは倒れこむ少女の姿を見るといっぺんに表情を変え。

禁書「すぐに治してあげないと」

そう、強い口調で言い放った。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
91Res/46.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice