過去ログ - 上条「幻想殺し無しでニューゲーム」
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4:名無しNIPPER
2016/05/11(水) 04:17:28.50 ID:6m9QFm03O
上条「うわあああ!!」
上条の声が、部屋の中に響く。彼は彼自身の悲鳴で飛び起きた。
心臓がバクバクと揺れている。その鼓動は、手を胸に当てても、水を一杯飲んでも、治ることはなかった。シャツは寝汗でぐっしょりになっており、さらにベッドのシーツまで侵食していた。
上条「クソ……」
時刻は午前5時、登校するにはまだ早すぎる時間だ。
ここ学園都市では、授業の一環として超能力の開発が行われている。その結果、街には学生と少ない数の教師しかおらず、石を投げれば超能力者に当たるという、極めて非現実的な日常が繰り広げられていた。
しかし、その中でも上条当麻は何の能力も持たない、ましてや特異となるような力すら得ることが無かった正真正銘の普通の男子高校生だ。街の外にいる学生と違う点は、この学園都市内部に寮を借りてそこに住んでいることくらいであろう。
詰まるところ、彼は落ちこぼれなのだ。かくして、この少年は何らかの力を得る為に、今日もまた一人、補習授業へと向かうのであった。
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