14:名無しNIPPER
2016/05/12(木) 22:50:31.63 ID:XOOleJ2c0
いろは「………あれ？じゃあなんで先輩は私の事見えてるんですか？それに、さっきまでは掛布団をめくることすらできなかったのに………」
八幡「………あぁ、俺の願いは『他人の願いの無効化』だからな」
いろは「なんですかそれ！解決じゃないですか！早速私をここから出してくださいよ！」
15:名無しNIPPER
2016/05/12(木) 22:51:22.15 ID:XOOleJ2c0
八幡「だから二つ目の願いが小町に適用されたままなんだろう………多分、お前が見えてるのは俺だけだ」
いろは「じゃ、じゃあ一つ目の願いを無効化すれば、そもそもこの部屋には………」
八幡「やってみてもいいかもしれんが………やっぱり『部分無効化』だからな。場合によっちゃあ『体の半分』は俺の部屋に残されたり………」
16:名無しNIPPER
2016/05/12(木) 22:52:19.67 ID:XOOleJ2c0
八幡「ただいまー」
いろは「おっ、遅いです先輩！ご飯に時間かかり過ぎですよ！」
八幡「あぁー………コンビニ行ってたからな」
17:名無しNIPPER
2016/05/12(木) 22:53:29.65 ID:XOOleJ2c0
八幡「………」
いろは「………」
八幡「………使えよ」
18:名無しNIPPER
2016/05/12(木) 22:54:04.77 ID:XOOleJ2c0
いろは「いや、本当に減ってないんです！………なんでかは解りませんけど」
八幡「………『布団から出たくない』ってのは、そういう行動の必要性の排除も兼ねてるのかもな」
いろは「え、えと、つまり？」
19:名無しNIPPER
2016/05/12(木) 22:54:54.21 ID:XOOleJ2c0
八幡「………仕方ねーだろ。下のソファー使ってると小町が怪しむだろうし」
いろは「先輩のベッドがあるじゃないですか！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
八幡「お前が使ってるだろうが」
20:名無しNIPPER
2016/05/12(木) 22:55:32.47 ID:XOOleJ2c0
いろは「あ、先輩先輩」
八幡「さっさと寝ろっつってんだろ………」
いろは「あの、これ………」ｺﾞｿ
21:名無しNIPPER
2016/05/12(木) 22:56:08.47 ID:XOOleJ2c0
いろは(先輩は優しいなぁ………こんな異常事態でも私のこと気遣ってくれて………)
いろは(しかしこのベッド私のベッドより遥かにリラックスできるんだけど。安眠効果すごいんだけど)
いろは(先輩に包まれて………)
22:名無しNIPPER
2016/05/12(木) 22:57:04.51 ID:XOOleJ2c0
朝。
いろは「ぐぅ」
23:名無しNIPPER
2016/05/12(木) 22:57:43.61 ID:XOOleJ2c0
八幡「まぁ、混乱するのは解るが………朝からその大声はキツいな」
いろは「うぅ………すみません」
八幡(ただでさえ寝不足なんだがなぁ………悶々としていたから)
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