12: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/05/14(土) 15:13:13.92 ID:IdHD3NVzO
P「藍子は優しいなあ」
藍子「そうでしょうか?普通の事だと思いますけど…」
P「欲がないっていうかさ」
13: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/05/14(土) 15:14:55.68 ID:IdHD3NVzO
藍子「あ、Pさん。あっちの路地に入ってみませんか」
P「ああ、構わないけど…何かあるのか」
藍子「分かりませんけど…なにかいい予感がするんです」
14: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/05/14(土) 15:16:39.06 ID:IdHD3NVzO
P「わりと狭い道だな、両側も古い町並みだし」
藍子「こういう通り、雰囲気があっていいですね」
P「ああ、昭和って感じがする」
15: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/05/14(土) 15:18:08.68 ID:IdHD3NVzO
藍子「あ、Pさん!見てください、あそこに駄菓子屋がありますよ」
P「おお、看板が出ているな」
藍子「私、駄菓子屋って行ったことないんです」
16: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/05/14(土) 15:19:27.51 ID:IdHD3NVzO
藍子「……」
P「どうした入り口で立ち止まったりして」
藍子「Pさん、これ…」
17: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/05/14(土) 15:21:38.19 ID:IdHD3NVzO
テクテク…
藍子「……」
P「どうした、元気がないみたいだけど」
18: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/05/14(土) 15:23:29.61 ID:IdHD3NVzO
藍子「それに…昔あのお店に通っていて、今は大人になった人たちも」
藍子「久しぶりに故郷に帰ってきて思い出の店が閉まっていたらがっかりするんじゃないかって…」
P「……まったく、藍子は本当に優しいな」
19: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/05/14(土) 15:25:08.04 ID:IdHD3NVzO
ニャー
藍子「あ、見てください。三毛猫さんがいますよ!」
P「ん、どこだ」
20: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/05/14(土) 15:26:43.29 ID:IdHD3NVzO
パシャリ
藍子「へぇっ!?」
P「なかなかいい笑顔だったぞ」
21: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/05/14(土) 15:28:18.37 ID:IdHD3NVzO
ヒャーヒャー
藍子「ん、猫さん、どうしたの…そっちの路地で振り向いて…」
ヒャーヒャー
22: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/05/14(土) 15:29:50.81 ID:IdHD3NVzO
P「…それはいいけど…ずいぶんと狭い道だな」
藍子「そうですか、こういうのも楽しいですよ」
P「猫と藍子はいいけどさ…両側に壁があって俺は通るので精いっぱいだよ」
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