504:名無しNIPPER[saga]
2016/05/25(水) 23:36:15.05 ID:r5ps0dkUO
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夜 魔導師の洞窟
505:名無しNIPPER[saga]
2016/05/25(水) 23:37:43.06 ID:r5ps0dkUO
勇者「魔導師さん、僕の体を成長させてくれて、ありがとうございます」
勇者「新たに調整された剣も、とても役立ちました。それじゃ、僕は街に戻ります」
506:名無しNIPPER[saga]
2016/05/25(水) 23:38:58.06 ID:r5ps0dkUO
魔女「先生、勇者の言ってたことは…」
魔導師「事実だ。お前に自覚を持ってもらい、更なる成長を促すべく、召喚士を利用した」
507:名無しNIPPER[saga]
2016/05/25(水) 23:39:50.28 ID:r5ps0dkUO
魔導師「許してくれ」
魔女「謝らないで下さい。やり方は間違っていたかもしれない。だけど……」
508:名無しNIPPER[saga]
2016/05/25(水) 23:41:24.86 ID:r5ps0dkUO
魔導師「ふむ、申してみよ」
魔女「勇者の出自、勇者の力について、先生が知っていることを教えて下さい」
509:名無しNIPPER[saga]
2016/05/25(水) 23:42:48.66 ID:r5ps0dkUO
魔女「それは、どんな?」
魔導師「ふむ、そうだな……」
510:名無しNIPPER[saga]
2016/05/25(水) 23:44:08.85 ID:r5ps0dkUO
魔導師「ただ、狐や兎…まあ、どんな動物でもいいが……」
魔導師「それが枯れ枝を踏み、音を鳴らしただけに過ぎなかったのだ」
511:名無しNIPPER[saga]
2016/05/25(水) 23:46:32.24 ID:r5ps0dkUO
魔女「破壊者、悪魔の子」
魔導師「……それは?」
512:名無しNIPPER[saga]
2016/05/25(水) 23:48:11.72 ID:r5ps0dkUO
魔女「先生、あの時の勇者は……」
魔導師「分かっている。お前が見た勇者は、勇者を怖れる者が作り出した姿だ」
513:名無しNIPPER[saga]
2016/05/25(水) 23:49:39.25 ID:r5ps0dkUO
魔女「勇者を怖れる者達の想いに、ですか」
魔導師「そうだ。ウサギは、男にとって悪魔に違いなかった」
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