過去ログ - 【安価】　京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 淡「第二十一話だって！」
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915: ◆wTbHWj0PbM7d[saga]
2016/08/06(土) 23:19:20.95 ID:u5hwr5KBo
数絵 「京太郎！」ﾁｮｲﾁｮｲ

京太郎 「ん？」

数絵 「どうするの？」

京太郎 「って言われても……。でも昨日の今日だし、まさか咲と当たるなんて思っても無かったしなぁ……」

数絵 「淡が言ってたじゃない。咲が『もう負ける訳にはいかない』って言ってたって」

京太郎 「言ってたなぁ……。でも昨日夜考えたけど、よくわからないんだ」

数絵 「？？」

京太郎 「淡は、よく考えるとインハイで負けたショックが原因だったかもって言ってたろ？」

数絵 「うん」

京太郎 「もし、原因が淡と同じような事だったとしたら……、数絵は何だと思う？」

数絵 「私も昨日考えたんだけど、咲の場合は夏の個人戦しかないわよね？他に試合とか出た事なかったでしょ？」

京太郎 「やっぱりそれしか無いよな。あいつ、あの時かなり凹んでたからな……」

京太郎 「でも、そうであるならば、今の状況だったら大丈夫じゃないか？あいつトップだし、多少失点しても二位とは点差開いてるし」

数絵 「まぁ、そうだけど……」

京太郎 「それに、単純な勝敗は関係無いかもなぁって。普段の部活を考えるとあいつ全部勝ってる訳じゃないからな。俺、咲とは何回も打ってるし」

数絵 「それは試合じゃないからじゃない？」

京太郎 「俺もそう思ったんだけど、白糸台で俺が淡に勝った時、淡のヤツかなり過敏に反応しただろ？」

数絵 「そう言えば……」

京太郎 「練習とか試合とか関係無いかもしれないし、俺が勝とうが淡の様に何にも変わらないのかもしれない……」

京太郎 「わからん事だらけだからな。考えても仕方ないからこの試合はいつもどおり打つ！」

数絵 「わかったわ。頑張ってね、京太郎」

京太郎 「ああ。それに、俺もここで勝てれば優勝も見えてくるしな」ｸﾞｯ

数絵 「……それが本音ね」


◇

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